今日の出来事
02/10〜02/01

02/10(木)晴れ

 椎名誠の「続 岳物語」を読む。私小説の類は一冊目のほうがおもしろいというジンクスをしっかり守っている作品だった。でも面白い。川遊びがしたくなったけど、僕はちっとも泳げないので妄想だけにする。

 昨日書き込んだメル友探しの掲示板を見た人から「はじめまして!」というタイトルのメールが。今年で三番目くらいに嬉しい。
 うきうきしながらそのメールを開くと、それは別のところで掲示板をやっているところからの勧誘メールだった。今年一番のがっかりだ。

以上


02/09(水)晴れ

 なんだか一日中寝ていた。いかんいかん。ワイドショーを見ていたら、僕みたいに家に閉じこもっている人達が引き起こす犯罪の数々を特集していた。いかんいかんいかん。とりあえず犯罪はいかん。

 暇を持て余すとなにをするかわからないので(寝ているだけだけど)、暇つぶしにメール友達でもつくってみようと、それ系の掲示板をYahoo!で適当に探してgooのフリーメールアドレス名義に書き込んでみた。文通か。

 ええと、この場を借りて、今日誕生日の人、お誕生日おめでとうございます。

以上


02/08(火)曇り時々雪

 B5サイズの封筒を買いに出かける。しかし、今日に限っていつも使っている近所のディスカウントストアーはお休みだった。仕方なく封筒を求めて駅前の文房具屋までいったのだが、ここの店には「移転しました」との張り紙が。
 がくんと肩を落としつつも、そこからすぐ近くのコンビニをのぞいてみる。なし。スーパーものぞく。なし。どうもそういった店には普通郵便サイズのものや冠婚葬祭用のゴージャスなものしか売っていないようだ。ならば本屋だと本屋をのぞくが、この本屋は正に本屋で本しか売っていなかった。
 いろいろと店をまわるうちに、だんだんと封筒すらろくに見つけることができない自分にとても腹が立ってくる。このままでは封筒も買えない男になってしまうので、一番確実だと思われる、遙か昔の高校入学前に新しく文房具をそろえに友達といった二階建ての大きな文房具屋まで、おぼろげな記憶を頼りに自転車を15分ほど飛ばす。
 ちょっと道に迷いつつ息を切らしてやっとの思いで目的の地に着いたのだが、そこにあるのは記憶にあった文房具屋ではなく、よくいく見慣れたブックオフだった。僕はポンと手を叩き、いつもいっていたブックオフが文房具屋に変わってオープンしたのだということを知った。運命には逆らえないので、2時間ほど立ち読みしておとなしく家へ帰った。

 デブご飯研究の一環として、卵かけご飯に、醤油の変わりにウナギのタレをつかってみた。なかなか甘ったるくてしつこくて素敵なテイストだった。これを食べた後は大根の浅漬けがとてもうまく感じる。

 今日はなんだか夜になって空が荒れ狂っている。ビュービューと台風のような風が吹き、山形のような大粒の雪が横殴りに降り注ぎ、しまいには季節はずれの雷が僕を威嚇している。なんともでたらめな空模様だ。でたらめ?。

 HTMLのお勉強を少しやる。行間の設定の仕方とかスペースの開け方とかがちょっとわかったので、微妙に更新してみた。

以上


02/07(月)晴れ

 デブご飯ニュース。あつあつご飯にバターと醤油をかけるデブご飯は有名だが、その他にも世界には様々なデブご飯が存在することが判明した。世の中は自分が思っているより広いらしい。

 1,中華風デブご飯。これはバターの変わりにごま油を使うそうだ。ごま油と醤油とあつあつご飯にかけると。昨日焼き肉屋さんにいったら、これプラス青ジソ千切りと刻み海苔、白ゴマの高級中華デブご飯があった。うまかった。

 2,イタリアンデブご飯。イタリアといったらオリーブオイルだ。オリーブオイルに醤油にご飯。イタリア人は絶対やらない組み合わせだと思うけどイタリアンなのだそうだ。醤油のかわりにバルサミコ酢でやる人もいるそうだ。ちなみにバター醤油ご飯は、正式にはおフランスデブご飯というらしい。

 3,ジャパニーズデブご飯。鰹節に醤油にご飯。通称ねこまんま。デブご飯の中では一番ヘルシーだね。

 4,タイ式デブご飯。これにはタイのお醤油、ナンプラーと刻んだパクチー(強烈な香草)を入れる。僕はパクチーが駄目なので、みじん切りのパセリを入れたのが好き。

 5,インド人デブご飯。いわゆるカレーライス。

 このほかにも、世界中の米を食べる人それぞれに「マイフェイバリットデブご飯」があるのだろうな。日本国内でもマヨネーズとか生卵とかのアレンジでデブご飯の種類は無限大だし。
 百人分のオリジナルデブご飯を集めて本でもしようかしらん。あるいはホームページで連載か。人それぞれに譲れない思い入れがあって楽しそうだ。

以上


02/06(日)曇り時々雨

 天気予報を見る。天気予報といえば、僕が山形に住んでいたとき、今の自分とは関係ないのだけれど、どうしても地元埼玉の天気が気になった。二日も続けて山形が晴れていて埼玉が雨だと「山形に住んでいて良かった」となり、逆に山形が雨や雪で埼玉が晴れていたりすると「埼玉に帰ろうかな」となる。いちいち意味のないことで一喜一憂していたわけだ。
 生まれ育った埼玉の天気予報を見ながら、埼玉にいた頃を思い出したり、もし自分が今も地元で生活していたらどうなっていただろうとよく考えたりした。そして、埼玉に戻った今は、山形の天気予報を見ながら、山形のことを思いだしたり、山形での生活を想像したりしている。

 僕は大学へ行くために山形へいったのが初めての引っ越しだったのだが、一度大きな引っ越しをすると、日本全国住もうと思えばどこにでも住めるような気になる。だから、夏には北海道の涼しさに憧れ「北海道に移住しようかな」と本気で考え、冬になれば沖縄の暖かさが羨ましくなり「やっぱ沖縄だよな」と真剣に悩むといったように、その時一番気候のよさそうなところへささっと引っ越ししてしまいたくなる。これは生まれてからずうっと同じところに住民票を置いている人にはわからないだろうけれど、引っ越してしまえさえすればまったく違う環境で生活することになることを知ればそうなるものだ。少なくても埼玉出身の僕と神奈川出身のSは山形にきてそういう思考回路を身につけた。
 というわけで、今の僕の人生における壮大な目標は、日本中に七カ所くらい僕がいつでも住めるところを確保して、そこを気ままに流転して生きていくことだ。これは想像するだけで楽しいので、いい目標ができたなと自分で思っている。

以上


02/05(土)晴れ

 久しく会っていなかった高校の同級生7人で新年会をした。もう2月だけど。会場になったのは高校の同級生同士で結婚し、すでに子供までいる早熟な方々の住むスウィートホームで、料理は調理師をやっているらしいやつがいるのでそいつが鍋をつくることになった。

 とりあえず、先に集まった3人で鍋の材料をスーパーへ買い出しにいったのだが、残念ながら決断力とかリーダーシップといったものが買い出しメンバー全員に欠如しているので、スーパーの中を何周してもなに鍋にするのかがなかなか決まらない。だらだらと悩んでいるうちに閉店が迫ってきてしまったので、一切の悩みを捨て、後先のことを考えず、そしてがむしゃらに、それぞれが食べたいものを全部買い物かごに入れることにした。これは追いつめられた人間がよくしてしまう典型的な自滅パターンだと思う。
 白菜、ニラ、タマネギ、ネギ、モヤシ、椎茸、舞茸などの野菜類に、牛肉、豚肉、鶏肉、鮭、蛤、つみれ、牡蠣フライ、刺身用カツオなどの動物性タンパク質を手当たり次第に買い込む。これだけの材料を一気に買うと、なんだか自分が武蔵川部屋あたりの新弟子になった気分だ。知らないけど。どすこい。

 みんなが好き放題に具を選んだ鍋は、土鍋では圧倒的な容量不足に陥ってしまうので、カレーとかをつくるような普通の大鍋でつくられた。ミソ仕立てなので、鍋というよりは豚汁っぽい。残念ながら僕が選んだカツオと牡蠣フライは鍋に入る前にツマミとして消費されてしまったが、それら以外すべて入ったカオスな鍋は、具だくさんすぎてうまく味を表現できないけれど、とりあえずいろいろな味がして食べていて楽しかった。調理師曰く「鍋は懐が深い」そうだ。同感。

以上


02/04(金)晴れ

 まんぷく刑事と電話でメイプルシロップ談義。まんぷくさんも最近メイプルシロップをかったそうだ。しかも500mlらしい。一人暮らしで500mlのメイプルシロップを買うとはなかなか豪のものだ。
 メイプルシロップはなんでこんなにも人を幸せにするのか、ニオイを嗅ぐだけで子供の頃に戻れるのはなぜだろう、と話し合う。まんぷくさんにとってメイプルシロップは、「食べたい」ものというよりも、「いつでも手元に置いておきたい」ものなのだそうだ。したがって、買ったはいいが当分食べる予定はないらしい。どうやらまんぷくさんにとってメープルシロップは幸せの象徴のようだ。その気持ちはとてもよくわかるので、うんうんと頷きながら話を聞く。
 疲れ気味の社会人の方は、メープルシロップを買うことをお勧めします。心になんだかゆとりが生まれます。

 メイプルシロップといえばホットケーキ。僕が子供の頃に食べていたホットケーキは、バターではなくマーガリンを塗りたくられていた。しかも、ホットケーキの素についてくる、ごく少量のメープルシロップもどきは大抵の場合兄貴が独り占めしていたので、僕はしょうがなくイチゴジャムとかマヨネーズとかをかけていた。
 そんな貧乏くさいホットケーキを食べて育った僕の夢は、リッチなホットケーキを食べることだった。焼きたてのホットケーキに四角いバターを乗せて、そこにタラタラとメープルシロップをたっぷりかけて食べることが人生の目標として生きてきた気がする。

 小学校3年生の頃、クラスに朝食としてリッチなホットケーキを食べて学校に来る女の子がいた。その子は朝からメープルシロップの香りを漂わせていて、僕は「メープルシロップのニオイがするから」という理由でその女の子を好きになった。僕の友人も同じ理由でその子を好きだった。子供心に、あのニオイは反則だと思った覚えがある。
 僕はそのメープルシロップのニオイがする女の子以来、美味しそうなニオイがする人、あるいは美味しそうなニオイがする空間で働いている人が基本的に好きだ。ケーキ屋のねえちゃん、クレープ屋のねえちゃん、ワッフル屋のねえちゃん、パン屋のねえちゃん、どれも高得点だ。

 というわけで、ホットケーキを焼いてメープルシロップをたっぷりかけて食べることにした。夜中に。あいかわらず我が家の冷蔵庫にはバターがないのでマーガリンなのが悲しい。
 ミッキーマウスが描かれたホットケーキミックスを台所の隅から発掘し、その説明書き通りに卵1個、牛乳150cc加えてよく混ぜて生地をつくる。天ぷらの衣とは粘度がだいぶ違ってねっちょりしている。油を薄くひいたホットプレートに生地を流し込んで、そのの生地と少しくっつくようにして、もう二つ小さく生地を流して、ミッキーマウス型のホットケーキにしてみた。もう大人なのに。
 ミッキーのどこから囓ってやろうかと考えながらホットケーキの焼けるのを待つ時間がおいしい。ニオイを嗅ごうとしたら鼻を近づけすぎて、鼻の頭に生地が付いてしまった。なんて妄想をしながら焼けるのを待つ。
 焼き色がイイカンジになってきたのでフライ返しでひっくり返す。この「ひっくり返す」という作業がおいしい。これがなかったら、ホットケーキもお好み焼きも魅力半減だと思う。人によっては「食べる」より「ひっくり返す」ことを目的にホットケーキを焼くくらい楽しい。
 フライ返しを慎重に生地とフライパンの間にすべりこませて、えいやっとひっくり返す。失敗。ミッキーの両耳がもげてしまった。あ〜あ。スプラッタになっちゃった。どうせなら生地の裂け目にケチャップでもかけてやろうか。
 しかしまあ、耳はもげたがとりあえずは美味しそうに焼けた。バター代わりにマーガリンを塗って、メープルシロップをたっぷりとかける。メープルシロップは250mlもあるからかけ放題だ。リッチだ。さあ食べようと思ったときに電話が鳴る。世の中こんなものだ。

 この忙しいときに何事かと電話に出ると、神奈川出身、仙台在住のSくんからだった。なんでも仙台の節分では大豆ではなく落花生をまくらしい。しかも、人によっては仙台銘菓「萩の月」をまくそうだ。で、その驚きを誰かに伝えたかったのだという。一緒になって驚く。一通り驚いた後、大学時代にブラックバスの稚魚を食べた話やら日本海と戦った話などを延々する。楽しい。

 ホットケーキはすっかり冷めていた。虚しい。

以上


02/03(木)晴れ

 久しぶりに髪を切りにいった。カットのみで1480円也。髪を切ってくれたおばちゃんに「白髪多いですねえ」といわれる。わかっているからそっとしておいて欲しいな。

 髪も切ったので、新越谷の駅ビルを散歩。ちょっと襟元が痒いけど。ここは鮮魚売場がとてもたのしいのだが、一人暮らしじゃないので見るだけ。ちょっと一人暮らしが懐かしくなる。実家暮らしで楽をしているのに、好きなものを買って食べる生活がしたいなと勝手なことを思う。

 うまそうな魚を見て、久しぶりに買い物欲みたいなものが沸いたので、同じ駅ビル内にある、まんぷく刑事もご推薦の輸入食材屋、「カルディコーヒーファーム」にいく。生魚は買えないけれど輸入菓子の一つくらいなら自分の裁量で買えるので。
 久しぶりのカルディコーヒーは、今の時期がバレンタイン前なので、店頭にチョコレートがこれでもかと並んでいて、見ているだけで楽しい。しかし、楽しいのだが、バレンタイン用に並んだチョコレートをいい年した男がしげしげと眺めるのはどう考えても悲しいし怪しいので、チョコレートに後ろ髪を引かれつつも店の奥へ。まあ誰も僕の事を気にしてはいないんだろうけど。
 「タヒチカレー」やら「ウニメシの素」やらをうんうん頷きながらひやかして、結局はカナダ産の純粋メープルシロップ250gと、安売りのSNYDER'Sのプレッツェル3個100円也を購入。
 メープルシロップは勢いで買ってしまったけど、ホットケーキでも焼かない限り使い道がないな。どうしよう。プレッツェルはよく見ないで買ったんだけれど、よく見たら「ハニーバーベキュー味」という日本人には決して理解できないテーストであることが判明。蜂蜜とバーベキューって。なに考えているんだアメリカ人は。
 「ハニーバーベキュー味」のプレッツェルは、食べたら正にハニーバーベキューな味で妙に納得。結構日本茶に合う味だ。

 トラにかまれて死亡のニュースが。松島トモ子を思い出す。

以上


02/02(水)晴れ

 いつのまにやら2月になったので、所得税の還付金をもらうために源泉徴収票と通帳と印鑑を持って税務署へ確定申告にいく。確定申告は学生時代にもやっていたので問題なし。
 感度の悪いタッチパネルに数字を打ち込み、ガガガっと出力された用紙に住所やら口座番号やらをかき込んで源泉徴収票を張り付けて提出。お利口な機械の計算によると、どうやら3万円くらいの還付金があるらしい。この還付金は「納めすぎた税金」なので、戻ってきて当然のお金なのに、戻ってきたことがとても嬉しい。知り合いに貸していたお金をやっとこさ返してもらった気分。
 この3万円の還付金は、会社を辞めていなかったら戻ってこなかったんだなと思うと、なかなかに感慨深い3万円だ。回転寿司でも食おうっと。

 確定申告の手続きをすませ、まだ日も高かったのでそのまま暇つぶしがてら自転車でぐるぐるぐるぐる街をサイクリング。ぐるぐるぐるぐる。

以上


02/01(火)晴れ

 ぼやぼやしていたら2月に突入してしまった。なんでだろう。1月になにがあったのかちっとも覚えていないのに。年をとると月日が経つのが早いね。

 昼間は誰も家にいないので、昔から試してみたかったことにチャレンジしてみることにした。それは「バター醤油ご飯」。別名デブご飯。
 ご存じの通り、バター醤油ご飯とは、あつあつご飯にバターをかけて醤油をちらっと垂らしただけの食べ物だ。渡辺徹などから(テレビで)話にはよく聞いていたのだが、どうもバター醤油ご飯による己の渡辺徹化を懸念してしまい、材料はいつでも手に入るのだが実行するとなると躊躇してしまって、今まで一度として食べたことはなかった。
 しかし、蕎麦屋のバイトですでに体脂肪をため込んだ体なので、今更バター醤油ご飯の一杯や二杯は誤差の範囲だろうということで、ついに禁断の味にチャレンジしてみた。

 ジャーから大きめの茶碗にあつあつのご飯をよそう。冷蔵庫からバターを探すが見あたらないのでマーガリンで妥協。動物性と植物性の違いこそあれ問題はなかろう。冷蔵庫から取り出したマーガリンをバターナイフで削りだし、それをご飯の真ん中へと落とす。そして、ご飯の熱で溶けかかったマーガリンにキッコーマンの安物醤油をちょろっと垂らす。
 基本的にはこれで完成なのだが、なんとなく塩コショウで味を調えてみる。これでひと味違った俺だけのオリジナルテーストになるはずだ。う〜ん、ハードボイルド。なにがだ。

 油まみれになったご飯をよくかき混ぜて、期待感と罪悪感で右手に握った箸を奮わせながら、バター醤油ご飯ならぬマーガリン醤油ご飯を口の中へ流し込む。う〜ん、油っぽくてギトギトしてしつこくて、なんだか脳味噌のシワに脂肪が溜まっていくイメージが脳裏に浮かんでくるけれど、むかつくくらいうまい。これほどとは思わなかった。

 マーガリンが米の一粒一粒をコーティングしているあたりが洋食な感じがして、それでいて醤油の味と香りがとても合う。まさに和洋折衷。なんとも不思議な味だ。思いつきで塩コショウをふったこともプラスに作用している。うまい。
 しかし、これほどマーガリン醤油ご飯が美味しく感じられるのは、今の自分にこれが似合っているからだろうか。人の味覚は必要としているものを美味しいと感じるというし。だとしたらマーガリン醤油ご飯がとても美味しい僕って。
 まあうまいからなんでもいいや。むしゃむしゃ。

以上


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