8/6(土)富士山登山富士登山 ほらそこに頂上へ続く道がある
河口湖口五合目とかいう観光地を出発し、我々一行はヘッドライトの明かりを頼りに、だらだらとしたペースで妙に張り切る外国人に抜かれまくりながら、富士山なのになだからな道を一所懸命に無駄話をしつつテクテクと歩く。日の出までまだだいぶあるので、スローペースでもきっと大丈夫なので抜かれても気にしない。しかし、富士山を登りにきたはずなのに、なんだか下り坂が多いのは気のせいかしら。まあ、不安になったところで他にルートがある訳じゃなし。暗くてよくわからないけれど、明るければきっと風光明媚な富士の登山道を登りきるまで進むだけだ。歩き出す前はあんなに寒かったのに、歩きだして数分で暑くなりフリースを脱ぐ。ああ、スパッツ履いてこなきゃ良かった。この調子ならN谷さんじゃないけれど、防寒着必要なかったかも。
順調にダラダラと歩き続けて、20時20分に標高2,390mの六合目到着。安全指導センターというところで指導される。といっても注意書きが書かれた紙をもらうだけですが。
六合目はすぐにつくのだ。 |
その後もダラダラと歩き続けて、21時08分に標高2,700mの七合目到着。あれ、なんか順調過ぎて不安だ。順調過ぎて途中の写真が一枚もない。夜だしね。とりあえずここで第一回の休憩タイム。各々持ってきた非常食を別に非常事態じゃないけれどムシャムシャと食べる。私はカロリーメイトフルーツ味とゼリー飲料にしてみました。少し休むと、自分が結構疲れている事に気がつく。まだ出発して1時間ちょっとなんだけれどね。
はい七合目。 |
ところで、富士登山には「金剛杖焼印制度」というのがあり、200円払うと標高とか山小屋の名前が書かれた焼き印を押してくれる。頼めば二の腕とかにしてくれるかもしれない。要するにポケモンスタンプラリーと一緒な訳だが、金剛杖と焼き印で一人2000円以上のお金を落としていく事になるので、この制度を考えた人はかなり富士山麓の地域経済に貢献している気がする。とかいって私はおじいさん杖なので焼き印押さないんだけれどね。
じゅうじゅう。 | こんなやつ。思い出にどうぞ。 |
さて、そろそろ本格的な登山タイムになるだろうと予測して、装備を再点検。ん、なんかズボンがずり落ちてくるなあと思ったら、登山っぽくない柄のベルトがブチ切れているじゃないですか。なんだ、登山のご利益でウエストが細くなったからじゃないんだ。まあブチ切れたものは仕方ない。すぐ直るんだけれど縁起が悪い。さあ、そろそろ岩場が続くらしいので今のうちに軍手でもしておこうかな。この軍手は地引き網の時に買ったイボイボ付き軍手の残りだったりする。ん、軍手をしたら、なぜか左手にあるイボイボが手の甲側にある。おっと、うっかり右手と右手の軍手を持ってきてしまったらしい。イボイボの意味なし。うーん、何やっているんだオレ。高山病の影響で目が白目になるし。今更ながら前途多難だ。
縁起が悪い。 | ブツブツの意味なし。 |
高山病のため白目になります。 | 23歳は元気らしい。 |
さて、八合目でも目指しますか。先はまだ長い。
つづく