8/7(日)富士山登山富士登山 無限とか延々とか

 

 

そろそろ体調不良者もでてきたけれど、どうにか八合目を出発して九合目を目指す。この頃にはもう12時まわっております。日にちがかわっておるのです。ところで、ここにきてやっと十合目が頂上であるという事が周りの会話からわかってきた。やっぱり。よかった、17合目とかなくて。

富士山の登山道は、ずーっと、ずーっと、ゴロゴロした砕けた溶岩でできており、これがなかなかのくせ者。溶岩は軽いので足を前に出そうと踏み込むとズルッと滑りやがり無駄に体を疲れさせる。蟻地獄にうっかり落ちたハナムグリくらい登るのが大変だ。杖がなかったら絶対に登れないな。杖なしでサクサク登っていく外国人は置いておいて。彼らはTシャツに短パンでズンズン登っていく。人種が違うっていうのはこういう事をいうのだろう。

これが滑るんだ。

八合目から登山道は今まで以上の大渋滞となり、三歩進んでは三分止まるといった水前寺清子も真っ青な状態で、ぼけーっと星を見ている意外にどうにもならない。空を見上げれば星でできた天の川、前を見ればヘッドライトの天の川。流れ星は勘弁。さっきまで調子良さそうだったS藤さんは自分のペースが乱されて辛そう。逆にY木さんは極度のゆっくりペースのおかげで少し体調が戻ってきたようで、スパッツを履いたら完璧に体調が戻り誰よりも元気になっていた。山の体調は変わりやすい。

大渋滞。 山小屋のトイレ渋滞。

ナチュラルに白目が。 まだまだみたい。

ここまで来るとさすがに寒くなってきて、厚手の防寒着なしにはいられない。時間をかけてゆっくりゆっくりと前へ進み、やっとこさっとこ九合目に到着。と思ったらまだ八合目。なんでも八合目は「八合目」の上に「本八合目」というのがあって、九合目はまだまだ先だとか。がびーん。なんで8の次が9じゃないのよ。なんか一気に疲れたよう。でも登るしかないのよね。ちなみにこの辺の山小屋で食べる牛丼は1200円とかする。なので食べない。きっと狂牛病の影響だ。500mlのペットボトル入りジュースは500円。やっぱり人力でここまで運んでくるのかなあ。まあ高いっていえば高いけれど、レストランとかでジュース飲むのと変わらない値段なんだけれどね。でも買わない。

あいかわらずの渋滞の中、のっそりのっそりと登り続け、どうにかこうにか本八合目の終点に到着。登山で渋滞って本当に辛いわ。やっとこっから九合目らしい。ああ、もう3時前じゃん。あと180分って書かれた看板からもう4時間たっているよ。どうやら我々には看板に書かれた時間は当てはまらないらしい。だんだん山頂での御来光が怪しくなってきたよう。

やっとこ3400m。垂直であと376mもあるのね。 山小屋大混雑。

本八合目終了らしい。

ああ、あああああ。疲れたの。


つづく


買い物してして

こういうの好きかな