4/29(土)金沢八景海の公園でゆるい潮干狩り
やっぱり、この時期に休日が大潮だと、どうしてもいきたくなるよね。アナジャコ捕り。じゃなくて潮干狩り。はい、そんな訳で世の中的にはゴールデンなウィーク初日の今日の良き日(潮が)、毎年恒例、といっても去年からだけれど、某ゆるめの部活動主催の潮干狩りに今年もいってきましたさ。4/29は死肉の日。今年はアサリ以外にもマテ貝をとるんだ。新品の熊手に、マテ貝用のハンディ鍬も持ってきたよ。久しぶりに京急とか乗っちゃったよ。去年みたいに電車間違えなかったよ。わーいわーい。はい、遠足気分です。オシャレ長靴でゴーだ。 | 一コマで金沢八景到着。 |
ええと、確かこの金沢八景駅からシーサイドラインとかいう、パスネットが使えない妙に乗車賃が高いモノレールみたいのに乗るんだっけ。ここですでに潮干狩りやっている人がいるから、実はここでもいいんじゃないかな、場荒れしていないから特大アサリがざくざく捕れたりしてとか心のダークサイドでつぶやきながら、待ち合わせ時間にちょうどいい電車に乗り込む。だけれど周りに知り合い誰もおらず。ちょっと不安。
金沢八景といえば、喜多方ラーメンうまかぺ。 | ああ、なんか見たことある。 |
パスネットは使えません。 | パスネットはつかえません。 |
ふれあえません。 | ここでいいのではという気がする。 |
待ち合わせ時間の少し前、海の公園南口駅に到着。潮干狩りって干潮の時しかできないから時間厳守って大切だよね。うん、ほらやっぱり誰も来ていない。まあ潮干狩りなんてそんなもんだろうと入念に日焼け止めを塗りながらいつ来るかわからぬ戦友を喜楽に待つ。でもちょっとだけ心細いのは内緒だ。
SPF30にしてみました。 | 公園入口で「アサリは1人2キロまでです!」と注意を促すボランティアを前に、ちょっと躊躇している本気モードのおっさん。 |
これでマテ貝をとるんだ。穴に潮を入れるんだ。 | ジーパンの裾を入れて、オシャレ仕様からアウトドア仕様にチェンジだ。 |
待ち合わせ時間になり、ポツポツと参加メンバー到着。信じていたよ。準備を整えたところで、待っていても誰がいつ来るかわからない、というか本当に来るのかわからない、待っていたら潮が満ちちゃう、寿命が尽きちゃうということで、さっさと海へ。待てば海路の日和あり、待てば海の潮満ちちゃう、押せば命の泉湧くってなもんだ。なあ。
待っていても人は増えません。 | ズボンの裾をガムテープで巻くのがブームです。 |
みんなやっております。 | なんか渡された。 |
潮干狩りのしおりと、アサリが2キロ入るらしい袋をいただく。遠足っぽくて素敵。 | レッツゴー海。メンバーが5人に増えたよ。 |
去年に比べたらまだ人は少ないけれど、それでも相変わらず結構な数のアサリマニアがいる海岸到着。さあ、干潮まで時間がない。どこでもたき火をやろうとする我々にふさわしい「火気厳禁」の看板前に陣地を構え、意気揚々とアサリの眠る砂浜へ。午後から雨という天気予報だったけれど、この空模様ならどうにか持ちそうかな。希望的観測。
レッツ&ゴー。 | 火気厳禁、別に爆弾とかある訳でもないのにねえ。 |
貝拾いだけに、開会(かいかい)。わいわいと潮干狩りスポットまで歩いていくと、先駆者達はみんな砂浜を掘っての潮干狩りではなく、ジャブジャブと水のあるところまでいって、モゾモゾと水中でアサリを探しているじゃないですかい。
思い出したー。
そうだそうだ、ここの潮干狩りは、水面下の砂からアサリをまさぐるスタイルだったんだ。だから熊手がまったく役に立たず、「素手でモゾモゾ」か「ザルでガサゴソ」だったんだ。だから長靴よりビーサンだったんだー。うおー、持ってきたのは熊手にハンディ鍬、使えねー。こんなところでマテ貝捕り(砂浜で穴を探して、そこを鍬で少し掘って塩を入れるはずだった)なんかできるかー。っつーのは去年体で覚えたはずなのにー。デジカメ水没させてまで覚えた体験学習を全部すっかりきれいさっぱり忘れていたー。ガッテーム。ニッチーもサッチーもドウニーもブルドック。わん。
まあいいや、おとなしく素手で掘ろう。この「素手で貝をまさぐる」という行為が楽しいんだしな。あのね、砂の中に手を突っ込んで、モゾモゾやって手の感触だけでアサリを拾うのがね、すっごい楽しいの。普段、こういう「実体験の遊び」っていうのをあまりやっていないので(私はさんざんやっているという気もするが)、「手で物を捕る」っていうのがすごい楽しいんだわ。きっとこの楽しさをうまくクララに伝えることが出来たのなら、彼女も躊躇なく車椅子から立ち上がって膝まで水につかるだろうよ。ハイジもオンジびっくりだぜ。
わーいわーい。 | む、水の中?。 |
潮干狩り、というか、潮狩り。干されていない。 | 素手でモゾモゾ。 |
あった!なんか黒い! | きれいなやつあった! |
オシャレアサリ発見!シルクハットのようなイソギンチャクが素敵すぎる。 | ええと、右向いているから、カレイだな。 |
カニ。 | 虫。 |
マテ貝の残骸発見。少しはいるらしい。 | 赤貝っぽい貝。 |
アカニシというらしい。もらったしおりに書いてあった。 | 砂の多いアサリ。というか砂。 |
またカレイ発見。 | ツメタガイに襲われたアサリ。 |
気がつけば、我々の参加メンバーは10人を超える大所帯に。でもね、ええと、食べ頃サイズのアサリがあまりいません。条例で決まっている上限1人2キロを大きく下回るショボい収穫量。おっかしーなー。でもまあ、夕飯分くらい獲れたからまあいいや。そろそろ潮も満ちてきたし、さあ帰りましょうかとなったときに、雷がゴロゴロと遠くのほうで鳴り出した。ま、まあ、まだ大丈夫だよねと帰り支度を始めたのだが、人生待ったなし、出だしから躊躇なしの東南アジアチックなスコール到来。まーじーでー。蜘蛛の子を散らすとはこのことかっていうくらい見事に砂浜から人が消えていく。バケツをひっくり返したような雨に動揺して、アサリの入ったバケツをひっくり返しちゃったじゃないか。天気予報、こんな時だけ当ててんじゃねえ。何人かやり続けている人もいるけれど。
あ、この光景は去年も見たぞ。 | あんまりとれなかったよーん。 |
みんなでがんばってこれだけ。 | ゴロゴロゴロー。 |
傘なんか持ってきてないのでビニールシートをかざしながらダッシュで避難し、大きな木の下で雨宿り。あ、突然の雨で雨宿りってちょっと青春っぽいね。とかいっている場合じゃない。雨はちっとも止む気配を見せないのでそのまま撤収。まあ、終わるときの雨で良かったねということで。あんまりこういう事態に動揺するようなメンツじゃなくてよかったなと。
ザーザーザー。 | エーンエーン。 |
仕方ないから濡れたまま帰りましょう。 | ほら、おしりが北海道!さすが北海道出身! |
濡れたまま電車へ。 | アサリを持って電車へ。 |
アサリを持って電車を乗り継ぎ、Nさん宅へいき、アサリパーティー開催の巻。でもその前に砂抜きをしなければ食べられないので夜までお預けの巻。というか、できれば翌日まで砂抜きさせたいんだけれど、今日食べちゃうの巻。お腹が減っていたのでついうっかりファミレスでオムライス食べちゃったの巻。頑張れ巻。
砂抜き中。アサリじゃないのが多数在中。気にしない。 | ついうっかりオムライス。 |
で、夜、アサリ料理開始。大量のアサリを前に、久しぶりに「給食のおばちゃんモード」あるいは「大家族の母ちゃんモード」にスイッチが入ったので、必要以上にいっぱい料理してみた。でもベーコンの時みたいに刀削麺ボンゴレとかは作らないよ。そんな元気ないよ。
アサリとエリンギとレタスの炒め物。 | アサリご飯。アサリの茹で汁+醤油で炊いて、蒸らすときに身と生姜の千切りを入れた。 |
去年作り忘れたみそ汁。 | 大鍋 de ボンゴレロッソ。 |
イエーイ、どれを食ってもジャリジャリだせ!ジャリッという度にアサリだけに目が眩む(クラム)。それでも文句を言わずに食べてくれた皆様ありがとうということで、お土産のアサリを各自持って解散。海産物持って解散だ。どうだ。ああ疲れているな私。
お土産持って電車でGO!。 | やはり砂は出すべきだな。 |
家に帰って、ちゃんと砂出ししたアサリでリゾットとおじやの中間みたいなのを作ったら、食べにくいことこの上なかったけれど、やっぱりジャリッといわないアサリは美味しいなと思った。
だがしかーし、きっと来年も潮干狩り当日にアサリパーティーやるんだろうな。そして私はまた熊手を持って金沢八景にいってしまうのだろうかね。まあ、学習すれば人生楽しいっていう訳でもないしねということで。この感覚、わかるかな。