2004/2/1(日)上野「アラビアンロック」でアラビアンナイト
上野のアメ横にリュックを買いに行ってなぜかスニーカーを二足買った帰り、あえてハードロックカフェでもいこうかしらんと思ったけれど、東京バナナを両手に抱えた東北新幹線な人たちでいっぱいだったので、ごく一部で話題の「アラビアンロック(ARABIAN ROCK)」にいってみた。ロックつながり。
場所がうろ覚えのため、怪しげな上野の街をさまよい歩き、なんとか見つけたアラビアンロック。が、しかし、「こちらは出口専用です。」とはなんてこったい。これがアラビア流かい。経営は北の家族の家族のクセに〜。
やっとみつけた! | と思ったら。 |
すんごい遠い店の表に回る。なんかラブホテルとピンサロとサウジアラビア大使館を足しっぱなしにしたような感じの店構え。こんな店アラビアにはない気がする。日本語通じるかしらん。ところでアラビアって国の名前だっけ?。まあいいや。
トルコ風呂みてえ。 | アラビアでロック。なぜ? |
で、意を決して中に入ったはいいけれど、扉が閉まっていて入れない。やっぱいつものターバン巻いてこなかったのが悪かったかなあと反省しながら注意書きをよくみると、「開け!ごま と呪文を唱え、右のランプをこするのじゃ。」と書いてある。ナンジャタウンじゃないんだから。ああ、こういう強要系の客いじり苦手なんだよなあ。かなり帰りたくなる。が、ここで帰ると北の家族に負けたことになる。それはイケナイ。勇気を出してランプをさすりさすり、多少うわずり気味の小さな声で「開け、ゴマキ」と微妙な発言をすると、どう頑張っても開かなかった店内に通じる扉が開き、ゴマキに似たかわいいおネエちゃんが「ハッピーサマーウエディング」みたいなヘソだしアラビアンルックでお出迎え。しかも二人。いやコレ本当。直立不動で固まる私。写真はナシ。
ボケーっとバカ丸出しでおヘソを一生懸命見ていたら、「今から召し使いを呼びますので、このランプをこすってください」と懇願される。いわれるがままにサスリサスリすると、ランプの先がボウっと青い炎がでてびっくり。ナポレオンズみたいだ。
びっくり!。あ、瞳に携帯が映り込んでいる。 |
目を見開いてびっくりしていたら、すぐに案内のお姉ちゃんよりビジュアル的にワンランク、露出度的にツーランクさがるけれどそれでもかわいいおねえちゃんが召使いとして登場。召使いですか。我が人生で初めて召使いを持ちました。やったー。メイドさんもいいけれど、召使いもいいものですね。でもどちらかというと私の方が召し使ってくださいっていう感じ。ここで働こうかなあ。年齢的に北の家族の皿洗いに回されるだけか。挫折。
マイ召使いさんに案内され、壁とカーテンで区切られた個室へ。ここは全席個室だそうだ。中はステレオタイプなアラビアン。とりあえずロウソクの明かりを頼りにメニューを見て、とりあえずビールをピッチャーで注文。おっと、ピッチャーで注文しちゃったらせっかくの召使いさんを召し使う機会が減っちゃうじゃないですかと今気が付いた。いいんだけれど。
ツマミに微妙にアラビアンなメニューから「大根とモロヘイヤのサラダ 魔法使い風」と「茄子とトマトのチーズ重ね焼き」、「アラビアンバジルチキン」を注文。突き出しはよくわからないチーズみたいなヤツ。ちょっとクセがある。たぶんラクダのコブを発酵させたアラビア風鮒鮨みたいなもんだろう。
MALTS。アラビアはどうした。 | らくた。らくだ。ふたこぶらくだ。 | どの辺に魔法がかかっているのかは一般人にはわからない。 | 普通に美味しい。日本人でも平気。なぜなら北の家族だから。 |
このトリ、とっても美味しい。ハト? | 廊下に落とし穴が! | ピラミッド型の個室もある。トイレットペーパーを体中に巻いて入ろう。 |
アラビアンな料理はどんなもんだろうと恐る恐る食べてみると、どれも普通に美味しい。どことなくそれっぽい調味料を使っているような使っていないような味。ホコリっぽかったり、羊臭かったり、石油混ざっていたりはちっともしない。ちょっとガッカリ。いや、美味しいんだけどね。
食事を終えて会計の時、料金にサービス料10%が加算されることが判明。北の家族なのに。なるほど、店員さん達のあの笑顔とおヘソは有料だったのですね。でもまたいくのさ。