5/2(月)山形の渓流でイワナ釣り

 

黄金週間。ふと気がつけば、また山形。ついうっかり今年も来てしまった山形。この時期の山形は、クルマで走っていると、そこら中にある果樹園で、桃やらラ・フランスやらさくらんぼやらの花が咲き乱れていて、まさに桃源郷。いいところだ。でも写真なし。そんな訳で、今日は朝から知人の案内のもと、今年初の渓流釣りでございます。

本日の釣り場は、去年とはちょっと違う里山の川。なぜなら去年いったところは、今の時期だとまだ雪深過ぎて釣りにならないから。なんでも今年は春の訪れが例年より遅く、この里の川も雪解け水がドバドバと流れていて釣りになるのかかなり怪しい。でも、まあ、目指せ一匹、尺イワナ(無理)。

激流。 つくし。

車から降り、わざわざ東京から持って来たウェーダーを履いて、まだ雪が所々に残る、景気良く冷たい渓流を、釣り竿片手にデジカメぶら下げながらジャブジャブと登っていく。今思うと、よく防水じゃないデジカメを持ちながら渓流登っているな。若気のいたりってやつですか。無謀。

渓流を登るという行為は全身筋肉痛になるけれど好き。学生の頃、やっぱり山形で渓流を登っていて足が滑って前のめりにスッ転んだら胸元からウェーダーの中に水がジョバジョバダバダバとすごい勢いで流れ込みそのまま激流に呑み込まれそうになった甘酸っぱい思い出(胃液で)もあるけれど、大好き。

蜜蜂ブドウ虫。噛むときっと甘い。 ウナギ釣りで余ったミミズ。脱走中。

雪が残ってやがる。 冬眠から覚めた眠そうなヤセガエル。

カタクリ。根から片栗粉がとれるらしい。とらないけれど。 ナゾのシダ植物。

ちょうど山桜の見頃。 ええところや。

福寿草? 一輪草?

細い流れ込みが好き ヒキガエルの卵。植物より動物の方が名前がわかる。

魚ちっとも釣れない。ダラダラと写真ばっかりとって遊んでいるからという気もするけれど、まあそのうち一匹釣れるだろうとお気楽モード。途中、なんとなく美味しそうな草を見つけて、「きっと山菜!」と自分に言い聞かせながら集めるも、同行者の「雑草!」の一言に夢破れて山河あり。

山菜だと信じていたのに。

川を登りながら、所々にある素人目にも魚がいそうなポイントにちょこんとエサを流すも、なかなかアタリがない。堰堤っていうやつですか。川がコンクリートで寸断されているところ。同行者はポツポツと釣っているけれど、私には当たりなし。ううん、やっぱり堰堤の釣りってなんか嫌い。不自然。やっぱり普通の川の大石とかそういうところを狙って釣りたいなあと生意気なことを思いながら川をズンズン登り、苔むしてセクシーな岩の裏に仕掛けを放り込むと、クンと糸の先が軽く引っ張られる。イエーイと軽く竿を上げ、イワナのヒキを楽しみながら抜き上げる。めでたくイワナを捕獲成功。今年も無事イワナを釣る事ができて満足。

ほら、その岩の裏だ。 パクパク。

ふう、久しぶりに自然を満喫。やはり、釣りっていうのは最初の一匹がたまらなくうれしい。というか、今日は結局この一匹しか釣れなかったんだけれど。でも十分。心地いい疲れと風と水と新緑。


つづく

買い物してして

こういうの好きかな