2003/8/13(水)山形へアバウトな渓流釣りにいく


8/12に出発したアバウトな東北旅行、わざわざ山形までいった目的は、高畑ワイナリーでの試飲やら白竜湖でのガサ入れではなくて、そう、山形といえばアバウトな渓流釣りイワナが釣りたくて山形まできたんだな。どの辺がアバウトかというと、全体的にだ。

で、まだ薄暗い朝4時に起きて、谷川の水で顔を洗う(ウソ)。やる気のない普段着に着替え、道先案内人のクルマに乗ってレッツゴー。いつの間にできたんだか高速をどこへ行くのかよくわからないままクルマは進む。朝靄に煙る山形の山っていうのは美しいですねえ。っていうのは東京からきた者の戯れ言ですが。

で渓流入り口まで到着。昔山形に住んでいたけど、到着したところはどこなんだかちっともわかんないです。はい。とりあえず山の中。地元民しかたどり着けないようなところです。携帯の電波入りません。

クルマから荷物を取り出して身支度。ジーンズの上から、その昔、山形で4000円くらいで購入したウェーダーをいそいそと装着。ううん、懐かしい履き心地。この安物はとっても蒸れるんだな。ちなみに釣り竿は渋谷の上州屋で今年買った自慢の新品、1,380円だ。

仕掛けは、いろいろと持ってはきたけれど、案内人が用意してくれたものをそのまま拝借。道糸が1.5号、ハリス0.8号。太!。最近の渓流釣り仕掛けは、0.1号とか0.2号とからしいが、山形では極太で問題ないらしい。渓流釣りというよりは、フナ釣りみたいな糸の太さだ。いいのかこれで?
案内人に「こんなに太くて魚に見破られない?」聞いてみたら「細いと俺が見えないから」。だそうだ。どうやら魚の都合より釣り人の都合らしい。さすが山形、仕掛けも釣り人もアバウトだ。

ウェーダーをガショガショいわせながら渓流へ突入。おお、すっげえ綺麗な川だ。さすが山形。川を流れる水にはいっさいの濁りがなく、川を囲む緑はどこまでも豊かに茂っている。こんなに綺麗な川を見たのは5年ぶりだ。五年前、どこでみたっけ?あ、山形か。

サラサラ
いい川なんだって。ほんとうに。

モソモソ
朝露に濡れる草花。ところどころ虫食いが。

あいたたたた
仕掛けが木に絡んで困る人。

仕掛けを竿にセットして、まずはとりあえず試しにと、エサのブドウムシをぷちゅっと針に刺して、足下の淀みに垂らしてみる。五年ぶりの渓流釣り、せっかく山形まできたので、是非とも一匹釣り上げたいなと。よし、おもりのバランスもちょうどいいな。っと、お、いきなりアタリが・・・あれ釣れちゃった・・・。さすが山形、イワナもアバウトだ。普通、渓流に住む魚は大変神経質で、人影が水面に映ると釣れないというが、ここ山形では、つい今ジャブジャブと渡ってきた川でも釣れてしまうらしい。

いやいや、今のは偶然、渓流釣りをなめたらアカンと心を引き締め、別のポイントにエイヤとエサを放り込む。おっと失敗、ポイントからずれちゃったよ。仕掛けを回収してっと、あらあら、魚がひっぱる〜。また釣れた・・・。なんだこの川は。

ぐええ また釣れた また釣れた
よっしゃ、待望の一匹目。
イワナの持ち方に緊張が表れています。
アバウトな仕掛けで釣れます。さすが山形。 ミーンミンミン。

そこら辺をみまわすと、バッタやらセミやら芋虫やらのいろいろな虫がいたので、適当に捕まえてエサにしてみると、イワナはすぐにパクッと加えてきた。ここだったらエサもわざわざ買わなくてよかったかもしれない。

そんな感じで、それっぽい淀みや流れ込みでは、エサをいれればかならずアタリが。ぼくの腕がヘタッピイなので、アタリはあってもあわせ損ないまくって、そう数は上がらないが、それでもほんの2,3時間の釣行で、今までの人生で釣ったイワナを軽く上回る数のイワナが釣れた。すばらしい。

綺麗な川で、綺麗な山で、綺麗なイワナが釣れた。
僕の人生最良の日コレクションに加わる一日だった。

釣れたイワナは、針を飲み込んでしまったものだけキープした。

飲み食い

買い物してして

こういうの好きかな