11/05(土)サメ料理の作り方5 サメの干物(ホシザメの干しザメ)

さて、これだけサメを料理しまくっても、さすがに壱メートルの鮫一匹。まだ身が余っているんだよな。そういえば、ボート屋のおっちゃんが「ホシザメは干すとうまいぞ、干しザメだ」とかいっていた気がする。もしかしたらただのダジャレだったのかもしれないが、その言葉を信じて作ってみるかな。

確かおっちゃんは、塩をして冷蔵庫にラップしないでいれておくといっていた。要するにサメの干物だな。切り身のサメに塩を多めに振って、脱水シートとかいう便利なものにくるんで冷蔵庫に入れておこう。何日くらいで食べ頃になるのか聞いておけばよかったな。

サメの身。 塩をして脱水シートにくるんでみた。単にザルにでも置いておけばいい気もする。

冷蔵庫にいれて三日後、様子を見てみると水分が結構抜けてきた。ビショビショになった脱水シートからキッチンペーパーに切り替えて、もうちょっと様子を見ることにする。

制作を開始してからちょうど一週間、そろそろいいかな。一人で食べるのも寂しいので、友人宅に持ち込んで軽くあぶってみた。いい感じに水分が抜けて、色っぽい艶がでている。かなりうまそうな気がするがどうだろ。あのおっちゃんの干して食うとうまいっていうのが単なるダジャレじゃなかったらうまいはずだ。

おいしそうである。 焼いた。

熱いうちにがぶりとかぶりつく。肉質はホッケのような、カワハギのような。かなりうまい。いや、とてもうまい。作っているときに、ちょっと塩が多かったかなあと思ったけれど、そんなことは全然なく、あえて古くさくいえばバッチグーの塩加減だ。生のときに少し感じられたアンモニア臭はまったくなくなり、旨味のあるしっとりとした干し魚だわ。身が厚くて食べごたえがある。小骨とかないし。これと同じものが居酒屋にあったら絶対注文する。友人とうまいうまいといいながら、明日というか3時間後には釣り出発なのに、二人で一升近い量の日本酒を呑んでしまった。ほとんど友人が呑んだのだが。

干しザメ、うまい。あのボート屋のいっていたことは正しかったようだ。一瞬でも疑ってすまなかったね。また釣りに行くからゆるしてくれたまえ。


結論:ホシザメは干しザメが一番うまい気がする

サメ料理の作り方1 ホシザメの捌き方を考える
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サメ料理の作り方5 サメの干物(ホシザメの干しザメ)


買い物してして

こういうの好きかな