01/08(日)ゴマサバのシメサバ、サバ味噌、味噌汁、干物、立田揚げ、サバチップス

ゴマサバが20匹!。カワハギが20匹ならどんとこいなのだが、全部ゴマサバ。マサバっぽいのも混ざっているけれど真相は不明。たまたま我が家を訪れた知人に3匹押し付けても残り17匹。こんないっぱいどうしようかなー。放っておくとすぐ腐るので、片っ端から料理するかね。一人で食べきれないから人を呼ぼうかな。

サバ20匹。全部ゴマサバ!

せっかくの新鮮なサバなので、まずはシメサバが腹一杯食べたい。ということで、流水で洗ったサバを出刃包丁でエイ!ヤア!トオ!と三枚に卸し、ザルに並べて塩をタップリ振って一時間くらい水気を抜く。その後塩を酢で軽く洗って、ジッパー付きのビニール袋に入れて、酢をダボダボ注いで気持ちの問題として昆布を一切れ入れて冷蔵庫へ。余った中骨はお味噌汁にしてみる。別にサバはいくらでもいるので、無理に中骨とかを料理に使わなくてもいいのだが、なんとなくもったいないので。で、シメサバ開始から数時間後、ぺりぺりと皮を手で剥ぎ、腹骨を鋤く。あ、腹骨は塩を振る前に鋤いちゃうのが正しい気がしてきた。まあどっちでもいいか。血合い骨は抜くのが面倒なので切り落とし、平づくりにしたらゴマサバのシメサバ完成。ゴマサバシメサバ、うん、語呂がいい。腹側の身が奇麗なピンクで全然サバっぽくないな。さて、山葵醤油でいただこうかな。まずは腹側。うーん、食べてみてビックリした。ゴマサバなのに脂ノリノリじゃないですか。なんじゃこりゃ。口の中でとろけますわ。トロトロですわ。酢に漬けた時間が短めなので、シメサバというよりは、酢をかけた刺身みたいな感じだな。背側は脂が薄い分酢がしっかり染みていて、いわゆるシメサバっぽい感じ。こっちもうまいわんわん。やっぱりちゃんと血抜きした新鮮な魚っていうのは、料理人の腕が微妙でもやっぱりうまいや。これなら一匹500円でも高くないか・・・いや、やっぱり高いな。でも居酒屋とかで絶対500円じゃ食べられないうまさだしなあ。うん、高くないと自分に言い聞かそう。ゴマサバ、馬鹿にできないわ。味噌汁もサバの味噌煮を薄くしたような感じだけれど、ご飯に合う。美味しいわん。

塩をたっぷり振る。 素に漬け込もう。

重なっていたところが締まってないや。 アラでお味噌汁。

まあおいしそう。250円分のゴマサバ。 脂がすごいね。

続けてサバといえばサバ味噌。そんな家庭料理は作った事ねえ。なので料理の本を見ながらやる。おお、料理の本を見ながらの料理なんてすごい久しぶりだ。だから料理が上達しないのだが。ええと、お水に酒と醤油を同量、それに砂糖を入れ、煮立ったら筒切りのサバを入れると。ほうほう。甘いのはあまり好きではないので砂糖の分量減らしちゃえ。醤油も入れちゃえ。気持ちの問題として昆布も入れちゃえ。で、下茹でしたごぼうを追加か。下茹では面倒なのでレンジでチンでいいや。なんか料理の本を呼んでいる意味がなくなってきたな。まあいいか。で、最後に味噌を入れて数分煮たら完成か。へえ、味噌って最後に入れるんだ。よし、できた。お味は、うん、サバ味噌だ。でもシメサバで食べた時に感じた脂のうまさが感じられないなあ。十分美味しいんだけれどね。ゴマサバは煮ない方がいいのかな。ごぼうはうまいが。しかし、サバ味噌を食べていると口の中になんか残るな。なんだこりゃ、あ、ウロコだ。あ〜〜、そういえばウロコをとってないや。サバってシロギスとかみたいにウロコがハッキリ見えないのでついうっかり。うーん、せっかく美味しい皮の部分もウロコが気になってしまうな。水深85メートルよりも深く反省。

サバ味噌らしきもの。 食べかけで申し訳ない。

さて、次は揚げ物でもやってみようかな。タチウオでやったら美味しかった立田揚げにチャレンジ。三枚に卸したサバの腹骨を鋤いてブツ切りにして、酒と醤油同量に、おろし生姜タップリを入れたつけ汁に数時間漬け込む。そしたら水気を切って片栗粉をまぶす。あ、片栗粉が途中でなくなっちゃったので小麦粉でいいか。おお、片栗粉を使い切ったのは人生初だな。ちょっとうれしい。で、それをカリッとあげる。油の温度は、温度計というものがないので知らない。適温で。で、こいつを熱いうちにガブッと食べると、これが絶品。外側はカリッとしているんだけれど、サバの身はとても柔らかくてジューシー。スーパーとかで売っているサバの立田揚げなんてのとは全くの別物。自分で作っておいて美味しくてビックリしちゃった。えへ。

これはおいしい。

ええと、まだサバがあるな。よし、そんな時は干物だ。背開きにして内臓を奇麗にとったら、しょっぱい塩水に30分程漬け込む。サバをいっぱいくれたおっちゃんが「最後に日本酒で洗うとうまい」といっていたので、いわれた通りに米だけでできているけれど純米酒じゃない安物の日本酒で洗ってベランダで干す。で、次の日に焼いて食べたらパサパサして固かった。いや、美味しいんだけれど、脂がのってないんだよね〜。やっぱりマサバとは違うな。なので薄切りにしてサバチップスとかチャレンジしてみたら、ビールのつまみに最高だった。これおいしいわ。

ベランダで干す。 焼く。なぜかワカサギと一緒。

焼く前のサバの干物を切り刻む。 油でカリッと揚げる。

サバチップス。とてもうまい。ビールに合う。

そんな感じでいろいろと料理していた17匹のゴマサバは、訪れてくれた7人の友人と私の胃袋へ次々と流れ込んでいったのであった。シメサバと立田揚げは本当に美味しいよ。といってもシメサバはアニサキスとか食中毒とかなんやらがアレなので鮮度とか扱いの悪い魚だとあんまり勧められないけれどね。

ゴマサバさん、君が好きになりました。


買い物してして

こういうの好きかな