03/18(土)パンチェッタのカルボナーラ

Nさんが燻製をするっていうんで、ベーコンを作ったんですが、ついでに前から漠然と憧れていたパンチェッタというものを仕込んだのですよ。でもね、ベーコンと違って、燻製にする必要がまったくないパンチェッタを同時につくる必要がどこにあったのだろうと、いまだに悩んでいるのですよ。私はそんなに豚バラが食べたかったのかと。まあ、今更なのですがね。

ベーコンはすこぶるうまかった。で、Myパンチェッタ。本当は1ヶ月かけてつくるんだけれど、3週間目に試食と言い張って食べてみる。試食したところで、根本的にパンチェッタというものを見たことも食べたこともないので、なにが正しいのか判りかねます。まあおいしければ成功ということで。見た目はかなりおいしそうだが。

水分抜けていい感じ。 断面がうまそうだ。

ええと、どうしようかな。パンチェッタの食べ方っていうのがよくわからないんだよね。豚肉を生で食べるのはショウサイフグのひれ酒を大量に呑むのとどっちが危険だろうか。いやまてよ、そういう比較が成り立つのなら少しだけ食べる分には生死にかかわらないということか(希望的観測)。そんな訳でちょっと生のままつまみ食いしてみたら、上質の生ハムらしき味がしたよ。生ハムって食べたことない気もするが。ドンマイ自分。

で、ちょっと調べたら、何も考えずにベーコンと扱えばいいらしいということらしいので、ベーコンを作ったときと同じくカルボナーラなどをつくってみる。ベーコンVSパンチェッタの味勝負。

で、カルボナーラの作り方っていうのを今更ながら調べてみたら、ベーコンじゃなくてパンチェッタでつくるのが正しいんだとさ。そして、カルボナーラはアメリカ人がイタリア人につくらせた料理だから、イタリア人はあまり食べないらしい。さらにさらに、生クリームは本場だと入れないらしい。じゃあ前に私がつくったのはなんだったんだろう。パスタじゃなくてウドンだし。まあいいや。

気を取り直して、本式カルボナーラにチャレンジ。まず、パスタをゆで始めたら、脂の塊パンチェッタを適当に切ってつまみ食いしてニンニクとこんがり炒める。

ふた切れ食べちゃった。 ジュージュー。

ベーコン、じゃなかったパンチェタを炒めている間に、小皿に卵黄、粉チーズ、粒胡椒を包丁でひっぱたいたものに茹で汁を加えて混ぜておく。本式とかいってチーズは安物のいわゆる粉チーズだったりする。

パスタがちょっと硬めに茹であがったらベーコンと合えて、火を止めて卵黄チーズ胡椒茹で汁ソースを入れてよく混ぜたら完成。

適当。 えいやあ。

ええとねえ、卵ソースを混ぜ合わせるとき、不精してフライパンでやると余熱で黄身に火が通っちゃって舌触りが悪くなるみたい。ボールに移してから混ぜるべきだったか。ついでにいうと、生クリーム入りのほうが日本人の舌に合う気がする。卵とチーズだけだとちょっと濃いかな。生クリーム入れても別の意味で濃いけれど。まあ好みの問題か。あと、パンチェッタを焼きすぎた。ついでにいうと、麺は手打ちうどんのほうがおいしかった。そして余った白身でつくった、白身だけの目玉焼きはとても味気ない。

それほどおいしくなかった。 むなしい。


ベーコンとパンチェッタの味の違いは、「けむたい豚」か「しょっぱい豚」かなんだけれど、ベーコンのほうがいろいろなスパイスを使っていたり、やっぱり燻製という手間の分だけ味が複雑になっていて、やっぱり個人的には「けむたい豚」の勝ちかなあと思ったんだけれど、今パンチェッタをちょこっと薄切りにして軽く直火で炙ってみたら、これはこれでシンプルでとてもうまかった。やるなパンチェッタ。

よって引き分け。だってどちらもかわいい私の豚ばら肉だもの。

買い物してして

こういうの好きかな