2003/7/5(土)某川でカッコイイ手長エビ(テナガエビ)を釣る
川でエビが釣れるって知っていますか?
ザリガニじゃないですよ。
手長エビですよ。テナガエビ。
手長エビっていっても、駿河湾とかにいるりっぱなやつではなくて、
ここでいう手長エビは川とか沼にいる、いわゆる川エビです。
この手長エビ釣りっていうのに、小学2年生くらいに図書館で借りた「川釣り入門」系の本で読んで以来、延々憧れていた釣り。延々憧れてはいたものの、「エビなんて釣れるの?」という疑問がなんとなくあったので、後回し後回しにされてきたアトラクションだ。遊園地でいったら浅草の花やしきのお化け屋敷だ。よくわからんが。
後回しにしてきたんだけど、釣りの本とか見ていたら、どの本にも新小岩周辺が日本有数の手長エビスポットとして紹介されているので、ソコマデイウノナラヨッシャソレナライッチョヤッテヤラナイコトモナクモナイカナとまわりくどく決意して、上州屋でエビバリと赤虫買って 、自転車こいで近所の某川へ。350円の出費だ。
おお、すでにエビ釣りしている人がいるではないか。「みんな、実はエビ好きなんだね」と勝手に同族意識を持つ。みんな仲間だ仲良しな〜ん〜だ〜って道徳の時間に見たNHK教育テレビを思い出すなあ。いや、話しかけたりはしないんだけどね。
で、手長エビ釣り。基本的にそこに手長エビがいれば、エビはなんの躊躇もなくエサの赤虫を自慢のハサミでムンズと掴んで自分のお気に入りお食事スポットに持っていってムシャムシャと食べる、らしい。で、これを釣り人から見ると、エビのいそうなところにエイヤっとエサを放り込むと、ウキがスーとひっぱられて、しばらくすると停止する。ここでトリャっとうまくあわせると、口に赤虫をくわえたエビが針に引っかかる。エビは「ナンダナンダ!」と尻尾をピピピっと振りながら抵抗する。いわゆるバサロ泳法っていうやつだ。このサカナとはちょっと違う引きが楽しい。とっても楽しい。すげえ楽しい。
釣り上げたテナガエビ、オスはその名の通り手が長くってとってもカッコイイ。メスはちょっと小さめのボディーながら、透き通る肌がチャーミングだ。
某川のテナガエビ釣り、アタリは頻繁にあるんだけど、あわせるタイミングが早すぎてすっぽ抜けたり、あげてみたらハゼだったりと結構奧が深いんだな。いや、ほんと。
テナガエビのエビコ(メス)。子持ちです。 | ハゼも釣れます。 | テナガエビのエビオ(オス)。ハサミが自慢です。 |
とりあえず手長エビが夕飯分確保できたので、ウチに持って帰り、ハゼと一緒によく洗って唐揚げにする。臭みとかはなくて、香ばしくて大変おいしい。
ほっておくと共食いが始まります。 | ハゼはドジョウと飼育中。 | テナガエビとハゼの唐揚げ。うまいっすよ。 |
翌日、手長エビ釣りを頑張りすぎたため、扁桃腺が景気よく腫れてのたれ死にかけた。