2008/3/22 エビメバル&イシモチ釣り@金沢八景弁天屋

エビメバルという釣りがしてみたい

まずこの更新されないサイトをみていただいている方にお礼をいわせてください。このサイトにあるGoogle AdSenseをクリックしていただいた方、およびAmazoneで買い物してくれた方、おかげさまで釣り船一回分くらいのお金が振り込まれました。このサイトでの収益は、すべてサイトの充実に使わせていただきます。明細はお見せしませんが。ということで、さっそく久しぶりの更新です。

エビメバル。エビのようにおどろくとバックで進むメバルの仲間。

エビメバル。エビの味がするヒメコダイみたいなメバルの仲間。

エビメバル。ヘビーメタルから派生したロックの形式。エビーメバル。

ということで、冬から春に切り替わるこの時期、一度やってみたいと思っていたエビメバル釣りにいくことにした。ちなみに本当のことを言うと、エビメバルとは、エビのように赤いメバルのことである。というような誰も得しない嘘を言い続けて早数十年。

はい、久しぶりの私的標本の更新は、今が旬のエビメバル釣りです。二年前の話だけどね。

本日のメンバー鈴木さんと某修行僧さん。鈴木さんの車に乗せていただきました。帰りはあれでしたが。
船宿は金沢八景の弁天屋。はじめての船宿ってドキドキしますね。
乗るのは午前のエビメバル。半日も釣ればきっとクーラー満タン。
受付で一通りの道具が売っている。手ぶらでいってもどうにかなるタイプの船宿ですね。手ぶらっていっても、手でおっぱい隠すとかいう話じゃないですよ。それだと竿が持てないですから。

なんかね、メバル釣りは岡っぱりから何回かやったことがあるだけで、船からは初めてだけど、メバルは釣れる気がするんですよ。マゴチが全然釣れない分。こっちがダメなら、こっちがオッケーみたいな。勉強はダメだけど、スポーツはできるとか。肉は好きだけど、魚は苦手みたいな。ほら、シーソーの原理ってあるじゃないですか。ドレミファソラシーソー。ね!

船宿は金沢八景の弁天屋さん

今日のメンバーは、誰からともなく修行僧と呼ばれている人(最近は仕事が忙しくて残業僧と呼ばれている)と、どこで知り合ったのかよく覚えていないけれど一緒に釣りにいくのは二回目の鈴木さん(仮名)。前回の様子はこのページにある岩井のカワハギ釣りを読もう。この連載、割と好きだったけど、すぐ終わっちゃったな。

船宿は全員が初めての弁天屋さんです。駅から近いし、貸し竿とか仕掛けとかが充実しているので、電車でぷらっと来るのにいいかも。名前が弁当屋みたいなところもポイントだ。

イケメン担当の鈴木君。奥にうっすら青いカッパが見えるのが、イエメン代表の修行僧。

そういえば、、修行僧から以下のようなメールが来たよ。

件名:インターネットって怖いね

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先週、仕事関係のプチ打ち上げをやった店で「松輪サバの刺身」があったので、
つい「松輪サバっていうのはね・・・」と魚のウンチクを 披露したら、
それを聞いた後輩が、「そういえば、○○さんって釣りをやるんですよね?
この前、たまたまネットで検索してたら釣りをしてる写真が載っていましたよ。
確か"修行僧"って書かれてました(笑)」
その後輩には、最近仕事上の説教とかを散々してたんですが、
まったく説得力無しですね。 残念です。。。。。

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なんだか申し訳ないので、今度松輪サバを一緒に釣りに行って釣行記を書き、「松輪サバ」で検索したらすぐ修行僧の顔写真が出てくるようにしようと思った。

鈴木君の竿掛け。市販品。
私の竿掛け。針金ハンガーを曲げたもの。下にはおもりが付いている。メバルとかキスなら、別にこれでも困らないよ。
気合を入れてハリス0.8号の三本針仕掛けを作ってきました。
餌のエビ。網は貸してくれる。
イメージよりもエビが小さかった。ウナギ釣りの餌には小さいな。

メバル日和ではない日和

さて昔から、メバルは凪を釣れと言いまして、波のない日がメバル日和でございます。そういう釣りですから、今日も当然…大荒れ。

晴れてはいるけど、前日が春らしい強風。そして今日も春らしい強風。なんでそんな日にメバルなんだよと思われるかもしれませんが、今日釣りたかったんだからしょうがない。

なんかかわいい。
メバルなのですぐ近くでやるだろうと、船内に入らなかったのだが、ものすごい波しぶきを浴びて体が溶けそうになる。
さっさと船室に避難。ベテランらしき人達が、「こりゃ無理だ」と諦めていた。

しばらく走ってポイント到着。沖に着いたら風がやんでいたりしてと思ったが、波も風もばっちり残ったウインドサーフィン日和のまま。それでも潮の濁りで活性が上がっていたりしてと、無理やりポジティブシンキングでエビを針にぶら下げる。

尻尾の先を切って、そこから針を引っ掛ける。エビの向きは逆な人もいる。

仕掛けを海に落とすと、斜め45°の角度で道糸が落ちていく。「オマツリにご注意ください」と放送する駅員さんの空耳が聞こえてきた。他の釣りならいざしらず、メバル釣りでこの状況はやばい。

これはあれだ、だめだ。

こんなのメバル釣りじゃない。
焼けになって炭水化物を摂取してやる。細長いパンが好き。

こんな状態で釣れるわけがなく、船はすぐに移動を開始。これで釣り終了っていうパターンですかね。よくあるよくある。

ザッパーン。

はるばるきたぜ第二海堡

プロテインシェーカーの中みたいな揺れの末、たどり着いたのは元の港ではなく、島の前。どうやら第二海堡まできたようだ。ここは風裏になるのか、もちろん凪には程遠いけれど、波も風も釣りにならないというほどではない。

この釣り座が悪かった。

移動は正解だったようで、釣り始めてからすぐ、ポツポツとメバルが上がってきた。主に私の左側で…。

鈴木さん、彼女募集中だそうです。連絡は私まで。情報を捻じ曲げてお伝えします。

なんかね、魚が陸側から順に餌を追っているらしく、釣れる数が「修行僧>鈴木>私」なのだ。むこうで釣りきられちゃって、魚がぜんぜんまわってこない感じ。ギャル曽根の隣の回転寿司状態。

修行僧が船宿で買ったハリス1号の仕掛けで、0.8号の手作り仕掛けの私の分までポンポンと釣っていて腹が立つ。

とかいって、私の右側の人もそこそこ釣っているのは見なかったことにする。

「メバル激厚アツ!」とかいいながら引きを楽しむ人と、釣ったメバルを写真撮っている人。

そんな時は特エサで勝負

釣り座の不利は、餌でカバーだ。エビに興味のないメバルやカサゴを、こっそり持ってきたイワシの切り身で釣ってやるぜ。

わざわざイワシを捌いてきました。
なんかダメな感じ。

うん、やっぱりエビメバルの餌はエビだな。あるいはサバ。

イワシはなんか見た目からしてダメだった。匂いが強い方がいいかなと内臓を和えたのが悪かったか。塩辛みたいでうまいかなと思ったんだけどなー。

あ、タンカーだ。

おとなしくエビでメバルを狙っていると、。1.8メートルのマゴチに最適、メバルにはちょっと硬すぎる竿に、ようやく、ようやく、ようやく、ググッと突っ込んでいくアタリがきた。あがってきたのは防波堤でさんざん釣ったメバルだ。見慣れた魚だが、ここまでの苦労が無駄に大きいのでうれしいのである。

ひれが刺さると痛いので、掴むものがあるといいですが、トングはつかみづらいよ。

この後もポツリポツリという感じで、結局三匹。レッツゴー三匹。

メバル三匹。ゼロじゃなかったので良し。
それに対して修行僧のクーラー。感じ悪いわねえ。

なにその積み重なったメバルの山は。なんだか同じ船でこれだけ差がつくとさすがに悔しい。

でもあれだ、悪いのは腕ではなくて釣り座だよきっと。ということで、悔しいので、延長戦として午後イシモチ船に付き合わせてやる。うはははは。

イシモチ釣り

人それぞれの釣果だったメバル釣りを終え、一度船宿に戻ってから、すぐに午後船で同じ船宿からイシモチ釣りに出発。ほら、メバルは凪がいいっていうけれど、イシモチは濁りがあるくらいがいいっていうじゃないですか。なのでメバルの分まできっと爆釣。食べきれないから宅急便で誰かに送らなきゃ。

「もう夕飯のおかずは十分なんだけどなー」と文句をいいつつ付き合わされる修行僧。鈴木君はさっさと帰った。
修行僧の竿受け。「受太郎DX」というネーミングに、なんらかのメッセージ性を感じてしまう。
餌はアオイソメが支給された。イシモチこそイワシの切り身がいいかなと思ったけれど、ぜんぶカモメにあげてしまったよ。

午前中にあれだけ吹き荒れていた風もすっかりやんで、午後は絶好の釣り日和。鈴木君が午前だけで帰ったことを後悔するであろう釣果が約束された天候である。

「俺そんなに魚いらないんだけどなー」

場所は猿島沖。大津港からよく手漕ぎボートで見る島ですな。

船でいけるらしいので、今度上陸してみたい。

ぴったりと止まる潮

期待としてはクーラーボックス満タン。そして修行僧に対する勝利。だがしかし、なんだか釣りの開始とともに潮止まりを迎えたらしく、今か今かとあたりを待ちわびるも、これが見事なまでにアタリなし。アタリ前田のクラッカー。あーあ。

ストーンと真下に落ちていく仕掛け。

こりゃ一匹でも釣った方が勝ちかなあと思っていたら、修行僧とかいう人があっさりと釣っちゃうし。少しは空気を読む努力をしていただくと助かります。

「ちょっと小さいけどね」

まあいい。別に勝負をしている訳でもないし、釣りは人と比べるものではなく、自分磨きのための遊びだ。今年一番なんじゃないかというくらい渋い状況の中、とりあえず一匹をめざして集中だ。イシモチの乗合船で一匹も釣れないようでは、釣りの記事とか恥ずかしくて書けないぜ。

集中している人は、ポツリポツリとだが釣っている。

集中、集中。

手持ちの仕掛けが絡むと、もう寝てしまいたくなるくらいの渋さだが集中集中。
だんだん周りが寝だすが集中。

一匹も釣れませんく

どうにか集中力を保っていたのだが、修行僧が二匹目を釣ったところで、ぷっつりと集中という名の糸がラインブレイク。

撮影が面倒だったので、写真は使いまわし。
ここまで我慢していたけれど、飲まないとやってられないぜ。今日は電車で帰るぜ。

そしてそのまま時間が過ぎていき、なんにもまったくいっさいいっぴきも釣れないままにイシモチ釣りは終了。外道すらなし!

修行僧は3匹だか4匹だか釣ったのかな。もうなんでもいいや。

ちなみに今日の夜、友人数名が魚を食べに来ることになっているけど…焼き肉だな。

何が悪かったんですかね。

今考えると、メバルで帰った鈴木君の判断は賢明だったと言わざるを得ないが、悔しいので食べきれないほどの爆釣とかモエモエの美女が隣だったとか、精一杯のスパムメールをしておいた。

「こんなに食えないからそっちにいれるね」
結果、私のクーラーもまずまずの釣果に。っていうか釣果ではないか。

釣りって難しいですね。

この日の夕飯がいつもより塩辛かったのは、きっと悔し涙の塩分。あーちくしょう。でも修行僧の人、メバルをありがとう!と素直にいっておこう。おれも大人になったものだ。

メバルのカルパッチョ。カルパッチョなのに醤油をかけます。醤油大好き。
煮つけ。
揚げたやつに大根おろし入りのだし汁をかけたもの。名前忘れた。鈴木君がおすすめの料理法。

この日以来、エビメバルもイシモチもやっていないのであった。

 

買い物してして

こういうの好きかな