10/23(日)千葉県高滝湖でボートわかさぎ釣り
ここ数日で急に寒くなってきた。この陽気だときっともう山形あたりではコタツを出している人もいるだろう。秋を通り越して唐突に冬がやってきたような感じがする。この時期のレジャーと言えば、世の中一般的に「ボート釣り」一色である。いや、本当。先週は江戸川放水路でのハゼ釣り、富浦湾でのシロギス釣りときて、今週はわかさぎ釣りにしてみた。ちなみに全部おんなじ竿だ。わかさぎ釣りといえば、私は千葉県市原市にある高滝湖というところでしかなぜかやらないのだが(そこしか知らない)、そこは電車で行こうとすると到着時間がどうがんばっても7時半とかになってしまうので、今年の春に地引き網で出会い、それ以来一切会っていないという、縁があるんだかないんだかよくわからない千葉県在住ホテイさん(仮名)に連れて行ってもらうことにした。
そんな訳で朝4時、朝というかどちらかといえば夜中の4時。私の最寄り駅である新小岩までホテイさんに車で迎えにきていただく。ホテイさんは確か千葉県のどっかに住んでいるような気がしたので、市川とかその辺かなあと勝手に想像し、軽い気持ちで新小岩集合にしたのだが、話を聞いてみたら千葉は千葉でも、新小岩から高滝湖の中間地点くらいにある佐倉というところの人だった。ええと、遠路はるばるどうもありがとうございます。
まだ暗いよう。 |
今日のために用意したという、まだイスにビニールがかぶったままのホテイさんの新車に乗り込み、総勢3名で高滝湖へと向かう。途中、釣り具屋でわかさぎのエサである紅サシ、コンビニで私のエサである紅シャケおにぎりなどを購入し、今シーズン初の高滝湖に5時45分到着。ボート乗り場横の駐車場は既に満杯のため、ちょっと離れた駐車場に車を止めて、犬に吠えられながらいそいそと釣りの準備。この車を止めてからボートに乗るまでのウキウキブギウギな準備時間というのがとても好き。まだ時期的にそんなに寒くないかなあと油断して薄着できたら、冷たい風のせいできっちりと寒くて「ああ、わかさぎ釣りはやっぱり寒いんだな」と妙に納得。開店前からわかさぎ釣り客とブラックバス釣り客で大行列しているボート屋で受付を済ませたら、ライフジャケットを借りてオールを持ったらボートに乗船。しかし行く先々でニワトリさんが私を待ち構えているのはなぜだろう。ちなみにお値段は3人乗りのボートでも1日3000円+遊魚料一人630円と海のボート釣りより安上がりでうれしいなと。エサ代いれても2000円で一日遊べる。
途中の釣り具屋さん。 | 夜明けのドライブ。この平野道が好き。 |
わんわん。 | 天気はいいが風がめっぽう強い。 |
開店前から大行列。 | 寒いよう。 |
あ、ニワトリ! | ここでも! |
こんなところでも! | 出発。 |
高滝湖には富浦のボート屋がやっている「曳舟サービス」がないので、自分たちでエッチラオッチラ漕ぐしかない。3000円追加して「エレキセット」という電動モーターを借りるという手もあるが、これは人気が高いため早い時間に並ばないと借りられない。今日は景気のいい強風である。私が漕ぐと進まないのは目に見えているので、「正直、スマン」という佐々木健介みたいな気持ちでホテイさんに漕いでもらって、とりあえず一番近いトンボのオブジェ付近のポイントまで行く。重ね重ねありがとうございます。今日の高滝湖は水がメコン川のように濁っていて、釣れるかどうかちょっと不安な感じがする。そんな日のわかさぎ釣りは棚が命ということで、先週のKさんとの釣りで感化されて購入した、昨日届いたばかりの「ポケット魚探」というオモチャみたいな魚群探知機でワカサギのいる深さを早速チェック。こいつはボートの下になにか(ワカサギであるかはわからない)がいると、液晶にお魚マークが点灯するという、とてもアバウトな一品だ。恐る恐る電源を入れると、早速底付近にワカサギ(だと信じたい)の反応が!。ホテイさん達に「底から50センチほど上げてください!」と自信満々で指示を出すが、今度は水面から1メートルくらいの浅いところに反応がでやがる。と思ったら今度は真ん中。せっかく買った魚探の反応は正しいのだろうか。えーい、わからん。わからんちんどもとっちめちん、とんちんかんちんな状態ながら、ポツリポツリとキラキラ輝くワカサギが釣れてきた。やっぱり釣れると単純に楽しいなと。釣れるワカサギの棚は、浅かったり深かったりとてんでバラバラなので、どうやらポケット魚探は正しく、ワカサギに落ち着きがないのがいけないらしい。
何度見てもキショイ。 | がんばれ魚探!。 |
川が濁っているよう。 | 釣れた!うれしい! |
ポツリポツリと釣れていたワカサギだが、しばらくするとちっとも釣れなくなってしまった。魚群探知機もまったく反応していない。魚のいないところで釣りをしていても虚しいだけなので、風の弱くなったタイミングを見計らって、今度は私がオールを漕いでの場所移動。チャプチャプヨロヨロと今までいったことのないような遠いところまでがんばって漕いで「プロっぽい人達」が固まっているエリアを発見。この場所は風も弱く、明らかにさっきの場所より釣れそうな感じがする。魚探をチェックするとあいかわらず棚バラバラだが、それでもさっきの場所に比べてぜんぜ魚の反応がある。ここしかなねとボートを係留して釣り再開。そして予想通りポツポツとではあるがワカサギが釣れてくる。ついでにブルーギルも釣れるが個人的に「ブルーギルは唐揚げにすると美味しい」のでキープだ。天気も回復して風もおさまり、少し暑いくらいの陽気でやるわかさぎ釣りはとても楽しい。目の前で個人所有のアルミボートが転覆しているはご愛嬌。明日は我が身の転覆事故だが、近くの人が事務所に電話しているみたいだから大丈夫だろう。ライフジャケット着ているみたいだし、天気もいいし。いやあ、天気がいいって素晴らしいなあ。
天気がよいのだ。 | 場所は大事だな。ここはそこそこ釣れる。 |
目がでかい。 | ブルーギルも結構釣れちゃう。食用にキープ。 |
釣れた釣れた。わーい。 | プロっぽい人達の多いポイント。ボート屋から遠いのが難点。 |
あ!。 | 「うちのボートじゃねえな!」とボート屋。でも助ける。 |
ボート屋に通報してくれた人。ライフジャケット着なさいよ。 | ワカサギに罪はない。 |
昼過ぎ頃までずーっとポツポツと飽きない程度のペースで釣れ続け、ちょうど夕飯分くらいになったところで釣り終了。やっぱりわかさぎ釣りは置き竿よりも自分の手で竿を持って上下に誘いをかけてあげることは大事だなと今頃になって気がついたよ。
スワンボート乗ってみたいな。 | 新しいライフジャケットが用意されていたよ。 |
水難事故防止の感謝状。確かに。 | よく晴れました。 |
ばいばーい。 |
帰り道、個人的には日本有数の観光地である「スーパーガッツ」を経由してもらい、稲毛駅からJRで帰宅。スーパーガッツはあいかわらずガッツに溢れていたよ。
みんなのヒーロー、スーパーガッツ。 | やすいぞガッツ。買わないけれど。 |
寿司屋の看板。ランチはコーヒー無料だ。寿司にコーヒーか。 |
わかさぎ釣り、まだ時期的にちょっと早かったようなので、11月になったらまたいこうかな。次はきっと卵持ちワカサギでウハウハだ。
飲み食い標本へつづく