11/13(日)大津港石田ボートの貸しボートでカサゴ釣り
先週すでに二回もいっている京急大津駅近くの大津港でのボート釣り。来月はいつ行こうかなあとボケーッと考えていたら、東京の西の方に友人から「日曜日、行きましょう!」と無茶なメールが来た。いやいや、私はいったばかりで体が疲れきっているんだよ、年老いた私を殺す気ですか、そんなの行くに決まっているじゃいか。でも体力的にボート漕ぐのとアンカーを上げるのは無理なのでお願い。っていうのは先週も書いた気がするな。デジャブーだろうか。まあいいや。
そんな訳で今月3回目のボート釣り。ほら、大津湾で2号のハリスを切っていった悪い魚を捕まえないとね。今回はつもる話もあるじゃないかということで、前日夜に友人Oさん宅にお邪魔して、そこからOさんの友人が運転する車で運んでもらうというスケジュール。車なんていう贅沢品に乗るのは久しぶりだなと。
Oさん宅に夜11時過ぎに到着。ピンポーンとチャイムを鳴らすが返事無し。あれ?携帯に電話してみるも留守電。おや?チャイム、携帯、チャイム、携帯と連続で訴えかけるも返事無し。あわわ。もしかして寝ちゃったのかしら。一回寝ると朝まで起きないタイプの人なのでかなりヤバいなあと冷たい汗が出始めた頃、ガチャリと扉が開いた。
「ごめん、トイレ入っていた。」
・・・寝てなくてよかった。
その後、先週釣ったホシザメを干したものをツマミに呑む久しぶりの日本酒が美味しくて必要以上の深酒。2時過ぎにやっと就寝。で、4時起床。当然アルコールは体内に保持したままだ。えっへん。4時半頃、迎えにきた車に寝ぼけながらもどうにか乗り込み、早々に寝直す。ぐう。ほぼ初対面の方の車ですぐ寝るっていうのはどうかなと自分でも思うけど、ほら、カーナビついているし。眠いし。ぐう。
眠い。 | 眠い。 |
途中コンビニに寄りつつ、午前6時半、石田ボートに到着。ここのボート屋は冬場の営業が7時からなのでちょうどいい時間だねと。早速受付を済ましてボートに乗船。狙いは当然アジとイシモチ。オール係は私以上にアルコールが残っている気がするOさんだ。でもきっと大丈夫。うん。きっと。航路を走る釣り船の波しぶきを景気よく浴びたけれど大丈夫。うんうん。
コマセ、オキアミ、アオイソメ。ワンパターン。 | なんか活気がある。 |
大丈夫・・・かな。 | まさか次の週にあの船に乗ることになるとは(前フリ)。 |
あっちへこっちへ、私のアバウトな先導のもと、30分程の労力を費やしてポイント到着。適当な場所にアンカーを放り投げて釣り開始。するとアジ仕掛けの第一投から鋭いアタリが。さすが新品の竿にリール。バリバリの安物だがなかなかやるじゃないか。この重みからして、かなり大きなアジと見た。ウッキウキでリールを巻き上げると釣れましたよ、イシモチ。こっちも本命だからいいけど、できればちゃんとイシモチ狙いの竿に来てほしいな。などとブツブツいってたら、アジ狙いのOさんにもアタリが。今度こそは大アジだと信じて見守っていたら釣れましたよ、イシモチ。どうやらここはイシモチのポイントらしい。
御来光。今日も好天だ。 | がんばれ新人。 |
アジの仕掛けでイシモチ。いいけどさあ。 | 魚が釣れると人は元気になる。 |
渡る世間はイシモチばかり。どうせならちゃんとイシモチ仕掛けに食ってくれないかなあと、アジ竿を膝の上に置き、イシモチの仕掛けを新しいものに変えようとハサミで古い仕掛けをぱちんと切る。ひゅるるるる。あ・・・。イシモチの仕掛けと一緒にアジ竿の道糸も切っちゃった・・・。うわああああああ。
なんかすごいガッカリした。なにをしているんだ私。この場合、魚に竿を持っていかれたとか、根がかりで仕掛けが切れたとかとは違い、過失の100パーセントが私の責任なのでとても悲しい。テンビン結構高いのに。ああ、このままハンディ魚探では測りきれない程深いこの海の底に沈みたい気分。しかし、まだ釣りは始まったばかり。ここでくじけてはダメだ。シクシクと泣きながらも新しい仕掛けを準備しているときに奇跡はおこった!。「あ、なんかオマツリしている」と0さんが巻き上げた仕掛けには、私がさっき切り落としてしまった仕掛けが丸ごと引っかかっているじゃないか。バンザーイ。海の底に沈んだ私の仕掛けと気持ちが一気に浮上。素晴らしい。テンションも上がれば釣果もあがる。なかなかのサイズのカサゴが釣れた。アジの仕掛けで。うひょひょ。
無事回収。 | カサゴ。なかなか大きい。 |
しかし、その後が続かない。カサゴが釣れるくらいだから下は岩場なのだろうということで、ちょっとポイントを変えてみるが、なぜかやっぱりカサゴが釣れる。前回がんばって根を探しても見つからなかったのに、今日はどこにいっても根。おかげでアジがさっぱり釣れない。私の調べだとここのアジ、イシモチは根からちょっと外した砂地にいるっぽいんだよね。うーん、困ったな。ああ、Oさん寝ちゃった。
眠いらしい。 | ダウン。 |
なんか本当にアジが釣れないぞ。イシモチの朝のうちにバダバタっと釣れただけで、その後まったく釣れないし。でもカサゴは釣れる。お、寝ていたOさんの竿にもアタリが。あ、やっぱりカサゴだ。ダブルカサゴ。どうやら今日はアジのいない日らしい。じゃあしょうがないねとせっせと高級魚であるカサゴを釣る。まあそんな日もあるさ。今日の夕ご飯はカサゴの煮付けだ。
やっぱりカサゴ。 | いいツラ構えだ。 |
ダブル。アジの仕掛けで両方カサゴ。 |
そんな訳で、結局アジが一匹も釣れないままに釣り終了。いつもより赤い釣果を持ってボート屋に戻り、おばちゃんに他のボートの釣果を聞いてみると「アジ、50匹くらい釣っている人いたわよ」とカウンターパンチをもらう。イタタタタ。やっぱりポイントはずしていたのね。オヨヨ。
赤い釣果。カサゴばっかり。 | 睨まれても君にあげられる魚はありません。 |
赤い魚を持って友人宅に戻り、夕飯兼宴会。イシモチは前に作って美味しかった清蒸と、パクチーを食べられない人がいたのでつくった酒蒸し。こっちは胡麻油をかけずに塩、日本酒多めでさっぱりと仕上げた。イシモチは釣った当日よりも、当日に下処理をしての翌日の方が身がしっかりして美味しいかあ。当日は疲れきっていて味がよくわからんだけという気もするが。カサゴは刺身と煮付けにしていたけれど、カサゴの刺身って身がしっかりしていて甘みがあり、刺身の中でもかなりうまいや。煮付けももちろんうまいし。カサゴのアラでダシをとった味噌汁もおいしかった。アジもいいけれどカサゴもいいな。とかいって次いったら釣れない気がするが。
カサゴのお刺身。写真のピントが合わなかったけれど、味覚のピントはバッチリ合った。うまいぞ。この魚。 | カサゴの煮付け。アッサリと煮てみた。 |
清蒸。ウロコをしっかりとるべきだった。 |
そんな訳で、アジは釣れずにカサゴ釣りになっちゃったけれど、カサゴもうまいや。 次はカサゴとアジとイシモチを全部釣ろう。な〜んてだんだんと欲張りになってくるが、仕掛けは全部一緒だったりする。結局のところは釣れた魚がその日の晩飯。たとえサメでもエイでもな。