2003/11/09(日)ポストシーズンマッチで富浦へボート釣り


ほら、野球でも日本シリーズとかワールドシリーズとかのポストシーズンマッチってあるじゃないですか。と自分に言い訳をしつつ釣り納め後のボート釣りへ。別にリーグ優勝も地区優勝もしてないけど出場。

本来は昨日、江戸川放水場にハゼ釣りへ行く予定だったんだけど、同行予定者が自称コイヘルペス(後日確認したら牡蠣にあたったらしい)で体調不良だったため中止になったのよ。その日はすっごい天気よかったんだけど。で、ほら、ムラムラするじゃないですか。いくはずだったイベントが流れると。そんなわけで天気予報的に降水確率60%で南西の強風(富浦は地理的に南西の風に弱い)だけど衝動的に富浦いってきました。急遽決定したので単独釣行でございます。

一人、夜中の三時に出発。財布には15,500円。
一人、パーキングでハイカ購入。あ、間違えて一万円分買っちゃった。残金5,500円。
一人、釣侍でジャリメ1パックなど購入。残金4,300円
一人コンビニでメシ購入。セブンイレブンでお金下ろそうとしたら午前七時から・・・。ボート代が4,000円だから300円しか使えない。むなしい
一人、五時に到着。
一人、早く着きすぎて困る。とりあえず真っ暗な砂浜で管理者養成学校で学んだ正しい?ラジオ体操をして時間をつぶす。

暗いよ!

一人、ボート屋に受け付け。残金20円・・・。大人なのに残金20円。


突然行くことを決めたので今回は予約はナシだったけど、ボート屋に確認したところ問題なしとのこと。さすがにこの時期は予約で一杯ということはないらしい。寒いもん。六時になりボートは曳舟され出向!天気はドンヨリ!

ワタシの釣りって大抵釣りビギナーと一緒にいくので、だれかといくと釣れないと申し訳ないなあと思っていろいろ気を使うんですよ。これでも。いや、それはそれで楽しいんですがね。なのでこの時期は割と確実に釣れるカワハギがメインなんだけど、本日は一人での釣りなので、釣れなくても自分が我慢すれば問題なし。というわけで今日は、釣ったシロギスをエサにするマゴチ釣り一本で行きます。マゴチの釣季は夏だから思い切り季節はずれなんだけどね。

とりあえずエサとなるシロギスを釣らないと話にならないので、ジャリメをつけたお手製仕掛けを例の1980円阪神カラー竿につけてポチャンしてクルクルクル。すぐにピンピンピンというシロギスらしいアタリがあるもののなかなか針掛かりせずにエサだけが捕られる。3投目、ずっしりとしたアタリが!。しかし、まったく引かない。海草でもひっかけたのかなあとリールを巻くと、おお!イイダコだ。サカナを釣りにきて一投目がタコ。今日の富浦は何かが違う。

・・・タコ。

四投目、今度こそサカナらしいアタリが!。おお、いい引きする!なかなかの大物だねこれは。一人ニコニコしながらリールを巻くと、赤い派手なサカナが派手な扇子を広げている・・・。おお、これが噂にきくホウボウってやつか。噂に違わず派手な扇子だ。カワハギはキュウキュウとうるさいが、ホウボウはボーボーうるさい。いやこれ本当。その後、やっとこ普通にシロギスが釣れ始める。サイズばらばらでエサには事欠かない。素敵。

ボーボーボーボーボーボーボーボーボーボーボーボーボーボーボーボー
↑ホウボウです。マウスを重ねてみよう。 なかなかのサイズで素敵。 大好評「ちいさ!」シリーズ。これでもシロギスです。 この日はメゴチもたくさん釣れました。おいしいのよコレ。


今日は心配した天気も問題なく、波なし風なしの絶好のボート日和。一人なので、シロギス竿一本、シロギスをエサにしたマゴチ竿三本を四方にだして優雅に釣りを楽しむ。いやあ、一人のボートって好き勝手できて結構いいかも。

シロギス竿には順調にアタリがあり、なかなか楽しい。が、肝心のマゴチ仕掛けにアタリがまったくない。「竿よ、たまにはビンビン揺れてみろ」と一人だけど口には出さずに心の中でつぶやく。北方謙三風。まあ三本あるのでどれか釣れるだろう。

ふと気がつくと、マゴチ竿一号が何となく角度が変わっている。とはいってもガクガクいっているわけではない。まあ一応あげてみるかとリールを巻くと、すんげえ重い。が、引きはない。あらあら海草でも引っかけたかなあと乱暴にグリグリとリールを巻くと、なんかラグビーボールみたいなのが浮いてきた。うおおおお!スミイカだあ!しかもデカイ!予想外の獲物にわたわたしておもわずエイヤっと無理矢理ボートへあげようとしたところ、スミイカはスミをプシューっと吐いて海の底へ・・・。すんごいガックリ。なんのためのタモだよ。ファンクラブに入って、いい番号のチケットを買った某バンドのワンマンライブチケットが気がつけば無くなっていたとき並にガッカリ。しばし放心。頭と尻尾だけになったエサのシロギスが虚しい。イカのバカ。しかもさっき釣ったイイダコもスカリから逃げ出してどっかいっちゃった〜。タコのバカ。

本当虚しい
イカにかじられて頭と尻尾だけになったキス。久々に泣きそうになった。


ああ、虚しい。でもまあ人生いろいろあるさ。ほら、次に落ち着いてうまくやればいいんだよと自分を励ます。こんな時、一人の釣りは寂しい。とりあえず、がんばって生きていこうと他の竿のエサ点検。マゴチ竿二号のリールをイジイジと巻くと、また重いのよ!。まさかまたイカ?。「いやそんなバナナ」とベタなギャグが思わず口にでるほど動揺。慎重にリールを巻くと、またイカだ!富浦素敵!今度こそはと網を構えて掬おうと頑張るがいかんせん一人なので左手に竿、右手に網でなかなかうまく掬えないよう。一人釣行の悲しい所ね。などとモタモタしていたらイカがシロギスから手(足?)をはなしてプシュー。やばい!と網を持つ右手を一杯に伸ばしたところ、なんとイカは網の方に突っ込んできた。やったー!イカゲット!。この間約0.3秒だったが、まるでスローモーションのような時間だった。ちょっと右手の筋のばしたけどよし。ラジオ体操しておいてよかったよ。

久々に泣きそうになった。いい意味で。

いやあ、うれしい。一度がっかりしただけに本当にうれしい。今日はもうマゴチ釣れなくてもいいやあと思いつつこれでマゴチが釣れたら最高だべさと思うワタシ。釣り人は欲張りです。はい。

そんなワタシに今日の富浦は甘いらしい。マゴチ竿三号がビックンビックンとヘッドバンキングしまくっているじゃないですか。今度は明らかにサカナでしょう。ウッキウキしながらリールをまくと、あら平べったい。ヒラメだあい。しかも前回岩井で釣ったヒラメと大違いだ。落ち着いて網で掬って無事キャッチ。いやあ素晴らしい。ナイス富浦。まあヒラメといってもタモに入るソゲサイズなんだけどね。でも満足満足。

そして今日の富浦はどこまでも甘いらしい。その後もマゴチ仕掛けでスミイカ一匹、ヒラメ(サイズがだんだん小さくなっていく)二匹を追加。シロギス仕掛けもタイ(小さい)やらなんやらがイロイロ釣れたのよ。イイダコもまた釣れたし。まさにタイやヒラメの舞い踊りさ!。ええと、イイダコ、スミイカ、シロギス、メゴチ、ヒラメ、タイ、ハゼ、ヒイラギで合計八種類。マゴチが釣れていないのは置いておいてと。

小降りだけど天然のヒラメですよ。 小さいけどタイ。マダイチダイか知らないがタイ。 これはヒイラギ。 ハゼ・・・。


帰りの運転があるので12時に早上がり。でも満足です。今年、もう一回くらいいこうかなあ・・・。今度は誰かと。一人だと釣れてもねえ。


ところで、釣りをするという話をすると、「魚食べていきていけますね」とか「お金かからない趣味でいいっすね」とかよくいわれるんだけど、確かに近所の江戸川でウナギテナガエビ釣っていればお金かかんないんだけど、今回のように一人で富浦にボート釣りへ行く場合、手持ちの道具だけでやる場合でも、高速代往復5,000円、ガソリン代2,000円、ボート代4,000円、釣りエサ代1,000円で、最低でも合計12,000円もかかるんですよ。ああ、書いていてイヤになった。で、釣れる物はベラやらキタマクラやらクサフグやらだったらどうしよう。12,000円あれば西川口や錦糸町で・・・。まあ今日は釣れたからいいや。ねえ

買い物してして

こういうの好きかな