2003/10/4(土)富浦ボート釣り パート2


ええ、また行って来ました。富浦のボート釣り。

パート1では豪気にヒラメ釣りにいったんですけどダメだったんで、今回は呑気にカワハギ狙いです。

天気予報の「風速8M、波の高さ1.5M」にもめげず、いつものように夜中に出発して釣侍を経由してボート屋へ。
釣侍の大将に、ボート釣りのエサはなにがいいかと聞いたら、「ボートっていうと富浦か?。日の出ボートだろ。今あそこは入れ食いだよ!」といわれる。
内房にはボートが出ている湾は5,6箇所あり、さらに富浦だけでも4店くらいボート屋はあるのに、なぜか一発で行き先を当てられて困る。
どうやら大将は超能力者らしい。超能力者には勝てないので、いわれるがままに大将オススメの、緑の体液がチャーミングな「ジャリメ」を購入。

侍!
これが噂の釣侍!

今回は、釣侍の大将が当てたとおり、前回お世話になった「富士屋ボート」から20m先にある「日の出ボート」にボート屋を変えてのチャレンジ。
富士屋ボートの若旦那と目が合わないように気をつけながらAM6:30に受付を済まして出航。
ボート屋の悪人顔のオッちゃんの船でポイントまで引っ張ってもらう。楽チン。

良い天気でした。
真ん中の人、日の出ボートの人なんだけど、おじさんなのかおばさんか未だわからず。

心配していた天気も、風は無風に近い状態で、波も全然立っていない。秋の行楽日和っていう感じの素晴らしい天気で大変うれしい。
景色を見ながらニヤニヤしっぱなし。

すでに先客のボートが何艘かプカプカ浮いているポイントに到着。錨を降ろしてもらい釣りスタート。

晴れ晴れ 今日の一杯
良い天気でした。 ボートに酔う前に酒で酔う。

錨といえば、今年の初夏、同じく内房「保田」のボート屋に、人生初の海でのボート釣りにいったとき、今回と同じようにボートをポイントまで引っ張ってくれた爺さん船頭に錨を降ろしてもらって釣りをスタートしたんだけど、どうもボートが流されているような感じがしたんだわ。
まあ潮の流れが変わってロープの長さだけ場所が変わったんだろうと思って30分ほど釣りを続けて、で、ふと周りを見るとどう考えてもさっきと景色が違う。最初、米粒くらいに見えていた陸のボート屋が、今は米粒に書いた「玉」の字の「王」についている点くらいに小さくなっている。やばいやばいと錨を見てみるが錨を結んだロープを見あたらない。どうやらさっきの爺さん船頭が、錨のついたロープをボートに結ばないで海に入れたらしい。そりゃ流されるって。
そんなときに限って、だんだんと風は強く、波は高くなっていき、大自然はボクを載せたボートを沖へ沖へと流そうとするわけだ。もちろんオールを持って陸を目指して漕ぐんだけど、ボート初心者のボクが大自然に勝てるはずもなく、沖へ沖へと流される。
これはいかんと、とりあえず近くにあった定置網までたどり着き、定置網のブイに船を引っかけてこれ以上の漂流を止める。そして携帯電話でボートを予約した時に履歴からボート屋に電話をし、漂流していることを伝える。

わたし「アンカーが船に結んでいなくて流されました〜。迎えきてくださ〜い。」
ボート屋「すぐむかえにいきま〜す。いまどこですか〜。」
わたし「ええと〜うみのうえで〜す。」
ボート屋「・・・。どのへんですか〜。」
わたし「シロギスポイントから30分くらい流された定置網にへばりついていまーす。すぐきてください〜い(涙)。」
ボート屋「わかりました〜。ボートが近くを通ったら声かけてくださ〜い。いま忙しいから30分くらいでいきま〜す。」
わたし「まってま〜す(号泣)。」

非常食のビスコを食べながら救助を待っていたんだけど、いやあ、本当に死ぬかと思った。海って怖いね。


話は戻って富浦。錨がしっかりと船に結ばれていることを確認してから、カワハギ釣りスタート。
同行人は船用の一般的な市販カワハギ仕掛けに、アサリのむき身をつけての釣り。
私はシロギス用の仕掛けにジャリメをつけてやってみた。
ついでにアジ用サビキ仕掛けも出しておく。アジは釣れていないらしいけど一応ね。
で、釣りを初めて程なく、私の竿にアタリが。ヨッシャヨッシャとリールを巻くと釣れてきたのはハゼでした。
また今週もハゼかい!と一応突っ込んで、生かしたままキープ。あとでこいつでヒラメ狙おうっと。

ハゼ
どこにいってもハゼを釣るワタシ。

同行人はその間に、小降りながらも本命のカワハギを釣り上げていたりする。カワハギはいつ見ても大変カワイイ。カワハギは鳴きます。プキプキ。いや本当だって。

ボクはそのあとも、順調にハゼが4連続でヒット。ベラやらキタマクラやらも釣れ、今日は小物外道が大漁だ〜い。

プキプキ 今日の一杯 キタマクラ
釣ったカワハギを自慢げに見せる同行人。 ベラさん。 キタマクラさん。

って喜んでいてもしょうがないので、同行人と同じ仕掛けに変えてリスタート。
すると一投目からカワハギらしい、クンクン、スボボボボ〜というアタリがあり、全盛期の松方弘樹ばりに豪快に巻き上げ、本命ゲット。いやあ、楽しい。
カワハギ以外にも、シロとクロのシマシマ一張羅を着た「シマダイ」という、磯の王者、石鯛の若旦那も釣れてくる。いやあ、本当楽しい。

キュウキュウ シマシマ
僕にも釣れた!チイサッ! シマシマがかわいい。

カワハギは終始順調に釣れて、私、同行者、それぞれ10匹づつといいう、一般的にいえば「まあまあ」、個人的にいうと「記録的な大漁」となった。素晴らしい。

昼になり、カワハギに満足したので、ボート屋のオッちゃんにシロギスのポイントに移動してもらう。
同行者は「眠い」と言い残し、オッちゃんの船で地上の人に。ボート屋のオッちゃんは、ポイント替えてくれたり、同行人だけ載せて帰港してくれたり、至れり尽くせり だなと。

シロギスのポイントも、これまたナイスなポイントで、ほぼ投げるたびにアタリがある。釣れるのはピンギスって呼ばれるちっこいシロギスとメゴチだけれど、ピピピピピンとくるアタリがなかなか楽しいんだな。
ハゼをつけたヒラメ狙い竿もさりげなく出すが、アタリ無し。いつものことさ。

ピンギス
シロギス!チイサッ!

結局、このポイントでは賞味1時間の間にシロギス、メゴチあわせて10匹くらい釣って終了。いやあ、いい釣りでした。結局一回もオール漕いでないや。


釣った魚は食べます。

カワハギ。
ちょっと浮かれて乱獲気味。反省。

本日のメニューは「カワハギの刺身 with 肝醤油」「カワハギ鍋」「カワハギの肝茹」。ああ、カワハギばっかり。

肝醤油っていうのは、酒と水と生姜千切りでさっと茹でた「カワハギの肝茹」を、生の生姜と一緒に叩いてねっとりしたさせたものを醤油で溶いたもの。これにカワハギの刺身をつけてワサビをちょこっと効かせて食べると、そりゃもううまい。酒にも合うし、ご飯にも合う。いや、本当うまいんだって。肝醤油と刺身をあえて、一晩冷蔵庫で寝かすと、味がこなれてまたうまいんだけれど、大抵その日に食べちゃうので次の日まで残らないっていうくらいうまい。

トイレでうっふん うっまい!
左からカワハギの肝茹、刺身、肝醤油。 肝和えで米を食う!

鍋は昆布だし、具はカワハギと野菜のみ。それをスダチをしぼって作ったポン酢でいただく。大変シンプル。ちょっと味もシンプルすぎた。まあそれも吉。

盛りだくさん ぐつぐつ。
捌かれたカワハギ。 カワハギ鍋。


シマダイは現在干物作成中。
シロギス、メゴチは、裁いて冷蔵中。フライにでもしようっと。

干物 ピンギス
干物作成中。詳細は後日。 皮を脱がされるメゴチ。色っぽい。

買い物してして

こういうの好きかな