6/18(土)近所の川でテナガエビ、ハゼ、ウナギ釣り

 

どういういきさつでこういうことになったのかは忘れたけれど、15人くらいで近所の川に集まって、テナガエビ、ハゼ、ウナギ釣りをやりつつ、さりげなくマグロのカブト焼きをつくるという必然性の無い組み合わせのイベントがなんとなく催されることになった。マグロのカブト焼きは別に書くので、ここでは釣り中心で。

当日の午前11時半、引っ越しで使って以来お気に入りの台車に、無駄に荷物を満載して近所の河原まで出発。台車でGo!。しかし、自転車だとすぐだけれど、さすがに台車を押してだとなかなかしんどい道のりだなと。すれ違う人々の目線のレイザービームがチクチクと胸に刺さるが負けない。

ちょっと荷物が多いわね。

荷物を適当な場所にばらまいて、まずはテナガエビとハゼ釣りからスタート、漢字で書くと手長海老と沙魚。一応テナガエビが本命でハゼはおまけの扱い。今日は「釣り?やったことない。」「釣り?小学校以来」「釣り?なぜ?」という人達が大半だったため、主催(わたしではない)の方に竿やら仕掛けやらを一式ご用意していただいた。ちなみに本日の仕掛けは、ダイソーの100円竿に、十字天秤というテナガエビ用のご当地仕掛け、エサはアカムシ。

100円竿。竿というか棒。 仕掛けセット。マニュアル付き。

橋の下の川っぺりに腰掛けて、さあ、じっくり腰を据えてエビハゼ釣ってやろうかなと釣りスタート。おっと、30秒後、いきなりテナガエビが釣り上がる。そして続いてハゼも簡単に釣れてしまう。なんなんだこの川は。難易度の設定がかなりゆるい。周りの初心者軍団もハゼやらハゼやらハゼやらハゼやらハゼやらを100円竿で釣り上げている。ハゼ釣り放題。十字テンビンの両側にハゼがぶら下がっている様子はかなりキュート。テナガエビはチョコボールで銀のエンゼルが当たる程度の確率でたま〜に釣れる。無駄に育ったハゼやエビも釣れて素敵。金のエンゼルだね。おもちゃの缶詰はもらえないけれど。ついでに某Tさんが川なのにカレイを釣る。その昔、釣りキチ三平は湖でヒラメを釣って特別賞をもらっていたので、カレイを釣ったTさんには功労賞をあげましょう。

初心者軍団。 初心者軍団2。

テナガエビ!手が小さいからメス! 横顔のスケッチ。

金のエンゼルハゼ。 金のエンゼルテナガエビ。手がでかいのでオス!

十字テンビンで釣れる図。ヤジロベエみたいでかわいい。 あ、独眼竜だ。

この口に針を加えて上がってくる。 シュワッチ。

つぶらな瞳がかわいい。 ハゼハゼハゼエビハゼハゼハゼ。

カレイ。

とりあえず全員が釣れたらしいのを見届けたら、ハゼとテナガエビを回収して早速調理。鮮度がいいので踊り食い。は、若干デンジャラスなので、全部揚げる。このサイズのハゼは、頭を落としてウロコをとって中骨をとってとかやっていると食べるところが全然なくなってしまう。というか、そんな面倒なことやってられない。そんなに人生長くない。ザルにあけて塩をたっぷり振り、米を研ぐようにハゼを研いでウロコを落としたらよく水ですすぎ、腹を割いたらキッチンペーパーで内蔵、エラ、腹の黒いやつをきれいに拭い取る。小麦粉の入ったビニール袋に放り込み、地引き網でアジフライをつくった人にこんがりと揚げてもらう。合うたびに揚げ物をしている不思議な人だ。毎回私が無理矢理お願いしているのですがね。エビも同様に塩で洗って粉つけて揚げる。レモンとか塩とか適当にかけて熱々をアツアツいいながら食べる。熱い。いや、美味い。写真がいつもよりおざなりなのは、実は同時進行しているマグロのカブト焼きでわたわたしているから。

塩でよく洗う。 お腹を開いて、キッチンペーパーで拭く。

せっかくなので米も炊く。 揚げていただく。

こんがりとあがってくれたまえ。 揚がったハゼ。

揚がったエビ。 福岡からたまたま出張で上京したら、弟に連れられてうっかり釣りをすることになったらしい希有な方。

ごはん。 ジャンボハゼはお刺身にしてみた。甘い。

スーパーサイヤ人風とうもろこし。 デザートはマシュマロ。

その時、事件は起こった。いや、川に落ちたとかじゃなくてね。ハゼの唐揚げをボリボリと食べていると、Hさんが水面を指差して「亀!亀!亀!網ない?網!」と大慌てで叫んでいる。亀!こいつは一大事だスクープだとなぜか用意してあった釣り用の大きな網をTさんにパスして全員で現場に急行。慌てて景気良くステンと転ぶ人もいるけれど、とりあえず亀だ、亀。見ると、川の2メートル先位を、小さなミドリガメ(ミシシッピアカミミガメだっけか)がひょこひょこと泳いでいるじゃないですか。網を手にしたHさんがカメカメ叫びながら川に落ちんばかりに懸命に網を伸ばすも、うーん、もうちょっとで届かない。こんなに一所懸命なHさんは初めて見るな。愉快愉快。しかしこのままでは亀が穫れないので、「その網、伸びるから」と冷静に教えてあげて、ついでによいしょーっと亀を掬う。亀掬い成功。子供のように喜ぶHさん。よかったね。

亀だ亀!指差すHさん。転ぶAさん。網を持つTさん。 亀ゲット!

お、顔がでてきた。 かわいい。

かわいすぎる。 すでにペットにする気満々のHさん。名前を相談中。

人生初の川釣りで、亀と運命的な出会いをしたHさん。すでにペットにする気満々で、名前をどうしような思案中。しかし、亀との蜜月の時はアッサリと打ち破られた。私が勝手に「亀田みどり」と名付けようとした亀は、いつのまにやらスタコラサッサと逃げ出して、竜宮城に帰ってしまったとさ。必要以上にがっかりするHさん。まあ、うん、ほら、亀には帰んないといけない理由があったんだよ。きっと恩返しとかしてくれるから、ね、気を落とさず。今度亀拾ったらあげるから。


そういえばウナギ釣りをするんだった。日没前に、ウナギ釣りの竿を3セット(日没だけにサンセット)用意して、さっき釣れてテナガエビをエサにいつもの場所へ放置プレイ。テナガエビをエサにするのは人生初なので付け方がよくわからないけれど、まあいいや。針についてればどうにかなるべさ。

テナガエビ&ハゼ釣りは、なぜかそのまま夜釣りに突入し、ラジオでショーアップナイターを聞きながら延々釣り続ける皆様。元気だねえ。さて、ウナギ釣りのエサでもチェックしようかなとリールを巻くと、なんか必要以上に重い。けどヒキがないのでゴミでも引っ掛けたかなあとグリグリ巻き、エイヤアと水中から仕掛けを抜き上げてみてびっくり。人生最大極太ウナキがぶら下がっているじゃないですか。うおー。びっくりした。ぶっといウナギをぶら下げながらみんなの元へ走る私。そんな私はHさんより子供だ。

サンセット。 ウナギ、太い。うれしい。

うなぎだうなぎ。 クーラーボックス小さすぎ。

これで無事にウナギ、ハゼ、テナガエビと本日の目標達成。釣り初心者さん達に「がんばれば本当にウナギが釣れる!」という明るい未来を提示できてよかったなと。さすがに今からアウトドア蒲焼きをつくるのは無理なので、こいつは我が家にお持ち帰り。

Hさんは亀の代わりにハゼを持って帰った。飼うそうだ。いいことだ。
Aさんもハゼを持って帰った。食用。いいことだ。

さて、 次のイベントは、○○○の○焼きかな。


買い物してして

こういうの好きかな