2003/10/10(金)釣り合宿 in 稲取


東伊豆の稲取にて10/10(金)夜出発、10/13(月)朝帰りの二泊四日釣り合宿を敢行。

■10/10(金)21:00 新小岩出発
多摩市まで今回同行の友人をピックアップに向かう。
手漕ぎボートに乗りたいんだけど、最新の天気予報では、今週末は雨。
テンションあがらず。

■10/10(金)23:00 多摩市着
蕎麦8人前を4人でさらっといただく。

■10/10(金)23:50 多摩市出発
荷物を積んで、いざ稲取へ。
3ドアの12年落シビックに大人四人での旅行は窮屈だなと。

■10/11(土)00:30 東名入り口
高速のチケットをとったところで警察に捕まる。
「すみません。ハーってやってください。」といわれたので、おまわりさんの顔に「ハー」と生ぬるい息を吹きかける。
「はい問題ないです。」とのことで再スタート。
あのおまわりさんは生ぬるい息を吹きかけられるのが仕事らしい。難儀だなあ。

■10/11(土)02:00 平塚パーキングエリア
おしっこ。
肉まんとサンドイッチをいただく。
自販機で買ったコーヒーが超ぬるくてへこむ。
風超強い。

■10/11(土)02:30 海沿い
海岸線の道路は真っ暗闇。ふと海側を見ると、「漁火」が。
とりあえず窓を全開にして「うみ〜」と叫びまくる。海からの返事は強風。

■10/11(土)03:00 釣侍
熱海の前あたりで、ボクの大好きな釣具屋「釣侍」発見!
が、発見した時には通り過ぎていたため素通り。残念。

■10/11(土)03:30 釣具屋
そろそろ稲取も近くなってきたので釣具屋でお買い物。
ここの釣具屋は石鯛釣り師御用達らしく、真夜中だというのに人がいっぱいいる。
大型水槽を覗くと、生きたアジやらウニやらがいろいろいて楽しい。勝手に「釣具屋水族館」と名付ける。ごっついおっさんがバケツいっぱいのサザエを購入しているのを見ていたら、サザエから毛むくじゃらの足が出てきた。どうやらサザエじゃなくてサザエの殻に入ったヤドカリを買ったらしい。深いね。
我々一同は、そんなごっついエサには縁がないので、シロギス対策にジャリメ、メジ ナ対応にオキアミ、アジ係にサビキ用のアミエビ、カワハギマニアのためにアサリを購入。

■10/11(土)04:00 稲取付近
釣り人はエサを買うとテンションが上がる。そして狭いクルマの中で叫びあう。
「ぜってー大漁だよー」
「ワラサ釣りてー」
「やっぱヒラメでしょうー」
「アジなんかエサだよなー」
「カワハギ肝合えー」
超テンションが高い。
そこで1人がぽつんと一言。
「おれってだいたい行きに期待が大きいと釣れないんだよなあ」
それをいっちゃあおしめえよ。(寅次郎風)

■10/11(土)04:30 稲取到着
宿に着いて一服。とりあえず缶ビール。
外は景気よく風が吹いており、天気予報的にいうと「強風波浪注意報」発令中。
さてどうしようと会議の結果、とりあえずボクともう1人で、夜明けにあわせて稲取港で防波堤釣りとなった。

■10/11(土)05:30 稲取港到着
いまだ強風。海側から吹く風は遮るものなし。容赦なし。波は東映以上。
こんな天気の中釣りしているヤツはいねえだろうと思ったが、防波堤の先端にはすでに8人くらいが陣取っていたりする。
気のよさそうなおっちゃん達に状況を聞いてみるが誰に聞いても「風が強くてね〜」との答え。そりゃそうだ。

朝の早い人たち。

■10/11(土)05:30 釣り開始
ボクは浮き釣りでメジナ狙い。
同行人は投げサビキでアジ狙い。
強風で竿を持っているのが辛い。

■10/11(土)05:35 釣り中
オキアミをつけた仕掛けを投入したところ、早速浮きが沈む。ソイヤっと一世風靡なかけ声をかけて合わせる。
引きからしてあんまり大きくはないっぽいけど大切な一匹目。気合いをいれてソイヤソイヤソイヤソイヤとリールを巻くと、上がってきたのは、食べると死ねると評判のキタマクラ。回りから冷笑。初手から縁起悪。

どこにいってもキタマクラさん。

■10/11(土)05:40 釣り中
エサをジャリメに交換。これまたすぐにアタリが。今度のサカナは結構な引きを見せる。ギャラリーが横目で見守る中、必要以上のオーバーアクションで竿を操る。食べられるサカナをお願いと念じながらリールを巻くと、赤っぽい魚体が浮いてきた。すわ、マダイか!とドキドキしながら取り込んだ魚は、我が人生で一番大きなウミタナゴでした。志が低いのでウミタナゴでも結構うれしい。

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ウミタナゴさん。紛らわしい奴。

■10/11(土)05:45 釣り中
今度は手のひらサイズのメジナが釣れる。そして阪神優勝記念にチョウチョウウオ。黄色いぜ。いまだ釣れない同行人が「いいな〜」といいだす。いいだろう。

メジナ一号。 阪神優勝。

■10/11(土)06:00 釣り中
そろそろ飽きてきた同行人の浮きが突然沈む。
同行人が自慢げにニヤニヤしながら巻き上げると、サビキには二匹のアジがぶら下がっていた。20センチくらいあって大変うまそう。いいな〜。

アジ。美しい。

■10/11(土)06:00〜10:00 釣り中
同行人は順調にアジを釣り上げている。
ワタシはキタマクラしか釣れない人になっている。

■10/11(土)10:00〜12:00 釣り中
だんだん悲しくなってきたので、同行人の竿を借りて、サビキ釣りチャレンジ。
海をじーっとみて、サカナのいそうなところ(潮目)をめがけてエイやっと仕掛け豆乳じゃなくて投入。糸のたるみをとってしばらく待つと、フルーツトマトみたいな丸い浮きがべこんべこんと海に沈む。よっしゃよっしゃとリールを巻くと、サビキにアジがぶら下がっているじゃないですか。すばらしい。アジを陸にあげようと、よっこらしょーの庄助さんっと竿を煽ったところで、アジが針からはずれて海にポチャン。釣り撤収。

■10/11(土)13:00 魚屋
釣果がアジとウミタナゴでは夕飯に物足りないので稲取港にある魚屋へ。むなしい。
死にたてのウルメイワシとカマス、季節はずれだけどキンメダイを購入。スーパーに行ってカツオ、メダイなどを追加。

■10/11(土)14:00 宿
今回の宿は貸別荘みたいなところなのでご飯はすべて自炊。
作ったものリスト
・釣ったアジのたたき(当然うまい。若干コマセ臭かったけどミソいれたらバッチ リ。)
・釣ったアジの塩焼き(ガスコンロのグリルで焼くと水っぽいなと)
・釣ったアジ、ウミタナゴ、メジナの干物(塩加減失敗。でもうまい)
・買ったウルメイワシの刺身(脂のっていてうまあい。マニアックな魚はうれしい ね。)
・買ったカツオの刺身(釣るはずだったのに。)
・買った金目鯛のしゃぶしゃぶ(少し火を通しただけだと生ぬるい刺身で×。ちゃん と火を通すと○。)
・買ったメダイの鍋(独特の臭さが素敵)
魚ばっかり。

アジがいっぱい。素敵。 アジタタキ。 ウルメイワシ。一匹70円。 ウルメタタキ。

オーシャンビュー干物。 どれどれ。 イカスカマス。 カツオタタキ。釣るはずだったんですけどね。

キンメシャブ。

■10/11(土)17:00 風呂
風呂から見える外の景色は強風波浪な感じ。不安一杯。

シャツのせいだろうか。

■10/11(土)18:00 宿
天気予報だと明日は強風+波浪+雨+雷
むかつくのでダバダ田酒を飲んだくれ、そのまま睡眠。

■10/12(日)06:00 起床
願いを込めてカーテンを開けると、予報通り強風+波浪+雨。雷さまは不在だけど。
回復に向かっているらしいが。はてさて。

■10/12(日)08:00 朝市
釣りにはいけなそうなので仕方なく稲取港の観光朝市を見に行く。冷凍の干物とまんじゅうとかしか売っていない。去年の冬いったときは色々あったん だけどなあ。協議の結果、サンマ寿司(500円)、にぎり寿司(9カン800円)、キンメ釜飯(800円)、キンメみそ汁を食べる。キンメのみそ汁はタダで何倍でももらえて素敵。味濃いけど。市場からでると、いい天気になっていてびっくり。

キンメ釜飯。 ほかほか。 活気はあるが魚はない。

■10/12(日)10:00 ボート屋へ出発
ボート屋に電話したところ、「うねって酔う人が多いけど気合い入れれば平気」とのことなので、気合いを入れて川奈港へ向かう。ワタシは釣りをしているかぎり船に酔わない体質だ。途中、釣具屋でジャリメとコマセなどを購入。

■10/12(日)12:00 ボート屋到着
波は思ったほどはなく、風も南西から吹いているので風裏となり大丈夫そう。といっても水面はうねっているので、一般体質の防波堤組と釣りバカ体質のボート組に分かれて釣りをすることに。もちろんワタシはボート組。すっごい早口なボート屋のオヤジにポイントを早口で聞き出航。ポイントはわかった ようでわからない。じゃんけんに勝ったのでオール係は同行者。

■10/12(日)12:30 ポイント到着
アジ狙いのサビキ仕掛けと、漠然と大物狙いの仕掛けを投入。同行人はシロギス仕掛け。さすが伊豆、ほどなく同行人にアタリがあり、いいカタのシロギスが、と思ったら、かまぼこの材料で有名なエソだったりする。さすが伊豆。わたしはキタマクラが一匹。さすがオレ。

広い背中ですねえ。

■10/12(日)13:00 釣り中
さっき釣ったエソを豪快にもエサにしていた友人の竿に強烈なアタリが!。すわっヒラメか、はたまたカツオかと色めきだつワタシ。同行人は昨日アジを釣った時以上にニヤニヤしながらリールを巻く。すげえうれしそうだ。約一分のあっさりした格闘の末、上がってきたのは、あれ、エソだ。逃げられちゃったのかなとエソをよく見ると、エサにつけたエソより明らかに二回りはでかくなっている。育ち盛り?いやまさかと口の中をみてびっくり、エソの中にエソすっぽり収まっているではなかい。どうやらエソをエソが丸飲みしたらしい。ロシアのお土産じゃないんだから。「期待させるなよ!」と暴れる同行人。気持ちはイタイほどわかる。エソでかまぼこつくれってことか。

■10/12(日)14:00 釣り中
雨がザアザア降ってきた。

■10/12(日)15:00 釣り中
雨がやむと、空には大きな虹が架かっていた。
あの虹のように竿が曲がらないかなあとファンシーなワタシ。

■10/12(日)15:30 釣り終了
タイムアップとなり終了。結局、エソとキタマクラしか釣れなかった。

■10/12(日)16:00 ボート屋へ
妙に軽いクーラーボックスを持って港へ。ボート屋のオッちゃん曰く、今日はアジがよく釣れていたらしい。そんな魚知りません。
防波堤組は小さなベラとカワハギを持って帰ってきた。話によると、回りで結構ソウダガツオが釣れていたらしい。なんだそりゃ。最初から防波堤でやれってことか。

ベムベラベロでいうとベラ。 ちいっさいっすよ。

■10/12(日)16:20 宿へ
泣きながら帰る。海のバカヤロー。
途中、徳造丸とかいうやたらたくさんある土産物屋で買い物。回転寿司で負け犬達の晩餐。

■10/12(日)17:00 宿
昨日の残りの干物と乾物で空しいツマミを作る。
せっかくなのですっげえ小さいカワハギで刺身、すっげえ小さいベラのソテーも作る。
超めんどくさい精密作業。

■10/12(日)18:00 宿
エソ、せっかくなので練ってやる。
鱗をとって頭を落とすと、胃袋にきれいに納まったエソが発掘されて微妙。
三枚に下ろしてぶつ切りにし、塩、生姜を加えて包丁で叩きまくる。
叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く。
鰹つってタタキ作ろうとおもって伊豆にきたのにエソを叩くワタシ。
叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く。
昨日のアジタタキはうまかったなあ。
叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く高須クリニック。
叩いたらねっとりとしてきて楽しい。
ハンバーグみたいにして、さらにのっけてラップしてレンジで2分加熱。
熱いまま生姜醤油でおそるおそる食べる。あ、うまいや。びっくり。上等上等。小骨がそこらじゅうに刺さるけど。油で揚げたらうまそうだな。今度やろうっと。同行人にまたエソを釣るようにお願いしてイヤな顔をされる。

バカヅラ。 胃袋にピッタリと収まったエソ。 アップでどうぞ。 かまぼこ。美味しかった。みかけによらないねえ。

■10/12(日)17:00 風呂
同行人「・・・ダメだったね」
ワタシ「・・・ダメでしたね」
同行人「・・・次、どうしよう」
ワタシ「富浦、カワハギ釣れてますよ」
同行人「いいねえ!」

■10/12(日)18:00 宿
次の釣りの話をしながら飲んだくれる。

■10/13(月)03:00 起床
帰り支度。朝、釣りをしてから帰るという強行案もあったが雨のため不採用。

■10/13(月)04:00 出発
次はいつかなあ。

■10/13(月)06:00 海老名サービスエリア
朝食。ハヤシライス大盛。

げふう。

買い物してして

こういうの好きかな