2004/7/11(日)某川で鰻な夏にウナギ釣り


ああ、現実なんか大嫌い。

そんな訳で、日曜の日暮れに現実逃避しに某川河川敷へ釣り竿持っていくことにした。別に一升瓶持っての現実逃避でもいいんだけれど、昨日アメ横の飲み屋でやられて反省気味なので健康的に鰻釣り。アメ横の飲み屋でホヤはやばいな。

で、ウナギ釣り、そういえば去年の夏は指輪でいったら15号くらいの貧弱なのが一匹釣れただけだったっけか。ああ、ウナギが指に巻き付いた感覚がよみがえる。

釣り道具を引っ張り出して、家を出る頃にはもう日が暮れだしてきている。急げ急げと釣り竿担いで某川めがけて自転車を漕ぐ。昭和の中学生みたいだな。ちなみに私が某川でウナギを釣るのは、単に家から近いからで、江戸川の方が釣れるらしい。でも面倒くさいので毎回某川。富浦までマゴチを釣りにいくのは面倒くさくないんだけれど、江戸川まで鰻を釣りにいくのは面倒なんだな。

途中、いつものスポットでミミズを確保しようと思ったら、そこにお家が建っていたので断念。ダンボールの。しょうがないので別な場所を開拓していたら、日はどっぷりと暮れるし蚊に食われるしで散々。暗闇でミミズを探すっていうのはモグラの遺伝子とかが組み込まれていないと無理だな。私の体には大槻ケンヂのモグラネグラを見て育った記憶はあるがモグラの遺伝子はないので懐中電灯で照らしながらがんばって3匹ほど発見。切って使えばどうにかなるだろう。懐中電灯持って公園の隅でミミズをほじるっていうのは犯罪だろうか。痒い。

チャリンコ漕ぐこと5分、某川到着。川が近いっていうのは素晴らしいなと。いつものポイントはシーバス狙いのニイチャンがルアーを振り回していたので、ちょっと河口側の簡易住宅(ベニヤ板 with ダンボール)の手前に三脚設置。竿を三本引っ張り出して、やる気のない仕掛けにミミズを付けて某川へ放り投げる。仕掛けはこんな感じ

夏、夜景を見ながら鰻釣り。ぽやーんとした空気が気持ちいい。対岸から花火の音がする。線香花火くらい持ってくればよかったかな。仕掛けを投げてしまうとすることがないなと。腕立てでもしようかな。あ、蚊に食われた。デューク更家ごっこでもしようかな。あ、コガネムシが突っ込んできた。鳥肌実のモノマネ練習しようかな。アア眠い。寝る。

夜景がきれいだなあ。


リンリンリン

あ、ボクを呼ぶ鈴の音がどこからか。だれだろう。眠いのに。

リンリンリリリン

誰〜。だれってウナギか。あ、ウナギだよ。今目が覚めた。ダッシュで釣り竿を巻くが、軽い。あれ、はずれたか。

リンリンリン

あれ、隣で鈴がなっている。なんだ、慌ててしまい鈴がなったのと違う竿を巻いていたらしい。気を取り直してリールを巻く。あ、ちょっと重いかも。

必要以上にハラハラしならがリールを巻き続けると、釣り糸の先っぽにベローンと腐ったネギみたいなものがぶらさがっている。懐中電灯で照らしてみると、紛れもなく某川産天然うなぎじゃないですか。素晴らしい。しかも去年釣ったのよりは太い。急いでバケツに水を汲み、ウナギから針をはずしてバケツにいれようとするんだけれど、ああ、予想通り指に絡みついてくる。ウナギを掴んだことがない人にはよくわからないかもしれないけれど、本当にヌルヌルしているんだわ。ヌルヌルなのに芯があって力強く締め付けてきやがる。さすがウナギだ。

みごとな無限大(∞)。 これでも去年よりは大きい

うにか針をはずしてエサを付け直して一息。ああ、夜景がきれいだなあ。蚊に食われるのも気にならないや。釣りって一匹釣れるともう心にゆとりができるね。一線を越えた気分。よくわからないけれど。

せっかくなので夜の川岸を散歩。おお、なんか水面をかざしてよーく見るとハゼがいっぱいいるじゃないですか。網でいっぱい捕れそうだ。さすが某川。楽しいぜ。

ハゼがいるのわかるかな。


リンリンリン。あ、また釣れた。すげえ、2匹つれた。昨日大雨が降ったのがよかったのかな。あるいは昨日カラオケでフィンガーファイブの「恋のダイヤル6700」を唄ったから鈴がよくなったのかな。まあなんでもいいや。ミミズなくなったからお家に帰ろう。

巻き付く巻き付く。 これで夏バテは大丈夫。


今日はウナギが2匹釣れたので二重丸の一日だ。そして明日は鰻重の夕飯だ。

買い物してして

こういうの好きかな