2004/9/19(日)江戸川ハゼ釣り手漕ぎボート
気が付けばもう秋。あらあら夏のうちに行こうと思っていた江戸川放水路でのハゼ釣りの季節が終わっちゃうじゃないですかと一人慌てて、飲み会に来ていたTさんに「じゃあ明日ハゼなんで六時に西船橋で!」と言い残して23時帰宅。24時起床。眠れない。
結局眠れぬまま無駄にさわやかな朝を迎え、ヨレヨレのTシャツにリュックサックに釣り竿という、平成の裸の大将みたいなバカ丸出しのカッコで出発。途中、芋焼酎で痛んだ身体に鞭を打つため吉野家でカレー丼を食べて、いざ西船橋へ。ああ気持ち悪い。
吉野家カレー丼。なんでこんなものを頼んだのだろう。 | さわやかな日曜。 |
西船へ向かう総武線。途中江戸川を渡る。 |
5時45分、待ち合わせ時間より15分早く到着。ちょっと早いかと早朝の西船橋ロータリーでブラブラと振り子を揺らして時間をつぶす。ふと遠くに見える早稲田予備校の時計を見ると5時になっているじゃないですか。やべえ1時間間違えたかなと携帯を見てみると5時50分。なんだ向こうの時計が狂っているのかとよく見てみたら、なんか時計の目盛りが13時まである。意味がわからん。とりあえずTさんが来たらプンスカ文句を言っておこう。
おまえは何時だ。 |
6時、Tさんが車検を終えたばかりの愛車で登場。マニュアルミッションでギアチェンジをビシビシビシとおこないながら一路江戸川へ。目標はと聞いてみたら「とりあえずハゼ100匹!あとウナギも!」と元気な返事が返ってきた。がんばってくれ。
本日のボート屋は、江戸川の千葉県側に位置する、Tさんご推薦の「川島遊船」。ご推薦といっても本人いったことはないらしい。船宿でボート代3,000円とアオイソメ代500円を支払い、ボートが出る桟橋へと向かう。うん、風が強い。
川島遊船。アジ釣りもやっているよ。 | 草ボウボウ。 |
新小岩の住人としては千葉県側からみる江戸川っていうのは初めてなのだが、草ボウボウで「ほったらかし感」が素晴らしいなと。東京側と違って公園になっていないところがよし。
えらい急な階段を降り、強風が吹く中を幅50センチの桟橋を渡る世間は鬼ばかり。板子一枚下は川。桟橋ったら結構揺れて怖い怖い。Tさんはスタスタと先いっちゃうし。どうにか桟橋の先に到着して、ボートに乗り込む。ボートに乗り込む・・・。ああ、思い出してはいけない昨年の高滝湖ワカサギボート真冬のTさん落水事件の記憶が生々しくフラッシュバックしてくる。兄さん、頭が痛いよう。などと一人で盛り上がっている間にささっとボートに乗り込んでしまうTさん。ちぇっ。いや、いいんだけど。
さっさと先を急ぐTさん。 | おっかない桟橋。Tさんが遠い。 |
ああ、なんか胸騒ぎがする。 |
オール係はTさんに任せて、風がビュービューと吹く中を出船。ハゼはまだ浅場にいるとのことなので、水深1.5mほどのポイントにアンカーを入れて釣り開始。Tさんはリール付きのコンパクトロッド二刀流にアオイソメエサ。私は万年筆に一ヶ月前に購入して、ベランダにほったらかしていたミミズエサ。所詮相手は江戸川のハゼ、なんなく一匹目をゲット。竿先から伝わるヒキが懐かしい。
オールを漕ぐTさん。 | アンカーを入れるTさん。なにもしない私。 |
二刀流のTさん。 | ハゼが釣れて喜ぶTさん。 |
本日の釣り竿、万年筆。 | 伸ばすとこんな感じ。 |
今年も小さいのが釣れる。 | この位のサイズはうれしい。 |
数匹釣れた頃でアタリがパッタリとなくなった。というか風が強すぎてアタリがわからない。Tさんと私の口から、5分おきに「風さえなければ」という発言が交互にでる。眠い。それでもオール係のTさんがちょこちょこボートの場所を変えていき、八時過ぎにやっとハゼの群れるポイント発見。釣場の水深50センチ。浅!。よく考えたら去年も深場で釣れずに浅場に移ってから釣れた気がする。最初から浅場でやればよかったな。このポイントは本当に入れ食い状態で、仕掛けをいれれば五秒で釣れる状態。水深が浅いのでリールの意味なし、ノベ竿を取り出してポンポンポンとテンポよく釣る。大変楽しい。ハゼ釣りはこの位のテンポで釣れるとやっぱり楽しいな。
強風の中、オール係は辛い。人ごとだが。 | こんな岸近くの浅場がいいらしい。 |
こんなデカハゼも釣れた。 | きみはだれだ。 |
浅場での釣りは、アタリもよりダイレクトだし、ポンポン釣れるし、とっても楽しいのだけれど、引き潮の時は注意しないとボートの底が川底についてしまって動けなくなる場合が多々ある。というか、実際水深が浅くなりすぎてきたので、場所を変えようとアンカーを上げた途端に急に風が強くなり、浅瀬に乗り上げてしまったんだな。オールで無理矢理川底を突いて脱出できたけれど。ふう。海のボートで漂流するのもイヤだけれど、川のボートで座礁するのもイヤだなと。目立つし。
桟橋を自転車で渡る地元民。 | チョコも溶ける暑さ。 |
カニも釣れます。 | さりげなく座礁するカップル。ボートの見えてはいけない部分前水面から出ている。 |
昼前にはエサがなくなり、腹も減ったので一旦休憩。コンビニに行く車中、「ハンドルが熱い!」といいながら野球用の手袋をするTさん。なんとなくその手元に人柄があふれ出る。ハゼのご飯と人間のエサを購入して、ボートに戻り引き続きハゼ釣りをおこなうが、干潮が近くなったためか、すぐに釣れなくなったので終了。釣果は、1,2,3,いっぱい!。
気分はレーサー。 | 数える気にならない。 |
いやあ楽しかったと。「風がなければ1.5倍釣れていた」とはTさんの見解だが夕飯には十分だ。もう九月だからと油断して日焼け止め塗らなかったから、露出していた手と首筋がヒリヒリする。今年最後の日焼けかな。
今度はボートじゃなくて川っぺりからジャブジャブ水に入ってやりたいなと。
で、釣ったら食う。