9/11(日)ペットサイズのウナギ釣り

 

 

ウナギ、食べちゃった。うーん、家にウナギがいない生活っていうのは、クリープの入っていない牛乳のように一般的には当たり前なのだが、ごく一部の人にとってはなんだか物足りない生活なんだな。いや、別に牛乳にクリープを入れる趣味はないのですがね。ウナギ、食べても美味しいのですが、観察しているとかわいいのですよ。なのでドジョウ同様、観賞用としてのウナギが欲しい。

ペット用のウナギを売っている店は知らないので、しょうがないから自分で釣ってこようかなあとモソモソ準備していたら、当然のように雨が降ってきやがった。なんか最近毎週末夕方になるとスコールが降ってくるな。もう東京は亜熱帯なんだなあとちょっと実感。2時間くらいぼけーっと雨がやむのをまっていたけれど、小雨にはなってきたがなかなかやまない。このまま待っていたら日が暮れてしまうので、「雨に濡れてもいいや」とマサ子さんの名曲をうろ覚えで口ずさみながらいつもの場所へ傘もささずに自転車で向かう。エサは前回の残りミミズがちょこっとあるからそれでいいや。

フンフンフンと足取り軽く自転車を一番軽いギヤで漕いでいたら、橋の上で鉄砲を腰にぶら下げた国家権力の人に行く手を阻まれた。なんだよう。どうやらお約束のチャリンコ泥棒の検問らしいのだが、自転車のカゴにバケツを突っ込んでリュックサックと釣り竿を担いだ善良な区民を捕まえることないっしょ。ぷんぷん。こんな日に検問やっている人に「こんな日に釣り?」とか聞かれるが大きなお世話だい。おかげでデジカメを家に忘れちまったじゃないか!(八つ当たり)

そんな感じでぷんぷんしながら未だ小雨降るいつもの釣り場へ到着。雨を避けるために橋の下で準備をしていたら、先週も見かけた修行僧の人がやってきた。こんな雨の中ウナギを釣りにわざわざ来るとは奇特な人もいたものだと自分のことは置いておいてちょっと感心。

釣りの準備をしているうちに程よく雨も上がってきたので、いつもの場所に陣取っていつものように仕掛けを投げ入れる。デジカメ忘れたので写真なし。本日のテーマは「鉛筆みたいなペットサイズの手乗りウナギ」だ。だからといって針を小さくすると針を飲まれてしまって元気なウナギが手に入らないと自分を納得させて、いつもの仕掛けをそのまま使用。細かいことは気にしない。小さいウナギを釣るのは得意だし、ちょうど雨上がりだし、きっとすぐに釣れるさと甘い期待。

1時間経過、あたりなし。あれ?。鈴虫はリンリンとうるさいが、竿先の鈴はピクリともしない。まあまだ時間はあるしね。

2時間経過、エサが無くなる。あれ?。仕方ないので馴れ馴れしく修行僧の人にミミズを恵んでいただく。修行僧からモノを恵んでいただくっていうのはどういう立場の人なんだろう。

3時間後、またエサが無くなる。あれ?。なんどもエサをもらうのも悪いので、その辺で虫やら甲殻類やらを手づかみで現地調達してエサにする。渓流釣りみたいだね。

4時間後、敗戦ムード濃厚の中、待望の鈴の音が。よっしゃよっしゃとリールを巻くと、明らかにペットサイズではない何かがノタノタと引っ張っている。足下まで巻き上げたところでヨイショッと円蔵風に抜き上げると、昨日食べたの同じようなサイズのウナギさんがノタノタとうねっている。やったーっていいたいところだけれど、今日の目的とはちょっと違うな。さすがにその辺で捕まえた甲殻類で釣れるウナギはでかいな。どうしよう。ちょっと、いやだいぶ希望よりでかい。鉛筆というかダルマ筆より太いし。あ、ちょっとそこの修行僧さん、写真を撮ってくださいなと。

撮影:修行僧 私のデジカメより奇麗だ。

でもまあ、釣れたということは、きっと私と縁のあるウナギさんなんだろうということで、とりあえずお家にもって帰り、昨日までは違うウナギがいた飼育ケースに釣れたてウナギを入れてみる。飼えるかしら。

やっぱりでかいな。

ごめん、やっぱり飼うの無理!
よって君も食用だ!



なんか頭の中で昔なつかし『鉄骨飲料』のCMソングが流れているな。

やがて血となる骨となる〜そーれそれそれ天然ウナギ〜。

買い物してして

こういうの好きかな